ウォークロニクル出走結果。「調整に工夫を…」

30日の東京競馬ではややゆっくりとしたスタートからレースを進める。外に出して早めに押し上げていくが、最後の伸びがジリジリとしたものになり8着。


「スタートですが、今日はちょっと落ち着きすぎたような感じでボーッとしてしまいましたね。ただ、ゲートの中の練習をしっかりしていた経緯を考えると致し方ないのかなとも思います。レースのペースを考えても今日は参考外とも言えるのかもしれません。印象としては最後に求められる速い脚がなさそうで早めに押し上げていかざるを得なかったですしね…。流れに乗った競馬ができていればまた違ったかもしれませんから、見直してあげられればと思うんです。もしかするともう少し距離があってもいいかもしれませんが、今日だけでは判断が難しいのが正直なところです。申し訳ありません」(田中勝騎手)


「まずは金曜日に行ったゲートですが、練習の効果もあって悪さをすることはありませんでした。それで無事に出走することができました。予定が延びたこと、ストレスがかかりやすいゲートの取り組みをした後だったので馬体減りを心配したのですが、わずかな減りで何とか済みました。キリキリしてきそうだったので何とか保てたかなという印象です。レースですが、ポイントはやはりゲートになりましたね…。ただ、駐立はおとなしくしていました。中だけが問題だったので、馬への負担を考えても駐立の練習を徹底していたんです。その分、悪さはしないけれど落ち着き過ぎて出はモッサリとしてしまいました。そのうえペースが遅かったものですからいろんなことが噛み合いませんでしたね…。勝春もペースを読んで早めに押し上げていきましたが、その影響か、直線の坂を登ってからは脚色が鈍ってしまいましたね。体質面、気性面を考えると使い込みにくい馬なだけにここで決めたかったのですが、申し訳ありません。展開やレースの仕方などが違えば結果もまた違ったような気がしますし、巻き返すことができるようにしていきたいです」(鹿戸師)


ゲートの課題を克服するために予定を2週間延ばして臨んだ今回でしたが、何とか心身の状態を落としすぎずにレースへ向かえたのではないでしょうか。ゲート練習の成果として落ち着いた駐立を見ることができましたけれど、その反面ゆっくりとした出にはなってしまいました。これは正反対のことを行うようなものになるのでバランスよくこなすのはなかなか難しいところであり、結果を出したかったので悔しい限りですが、見方によっては致し方ない面もあるのではないかと考えています。今後についてはレース後の状態を見てからの判断になりますが、ストレスもかかるゲートの取り組みもしましたし、時間をかけてレースへ向かった後ですので、ケアの期間を取ることを考えています。


コメント:馬体重こそ440kgありましたが、見た目はやはり細い印象。2週間レースが伸びたのは大きなマイナス材料でした。レース内容も平凡で、特に印象にも残らず次走に向けて得るものも特に感じられない一戦でした。調整・レース選択等、工夫が必要なだけに今後の対応に注目していますが、今までの経緯を見ていると厳しい印象…。


評価:★☆☆☆☆

今年の愛馬の成績:3.0.4.6