サルトアトランテ出走結果「ある意味学んだ…」

2/26(土)小倉9R 合馬特別〔芝1,200m・18頭〕12着[10人気]

 

ブリンカー着用。モッサリとしたスタートから、無理せず中団やや後方内目で流れに乗ります。そのまま直線に向くと最内から追われますが、目立つほどの伸び脚はなく、中団で流れ込んでいます。

 

田中克典調教師「小倉競馬場までの輸送は問題なく、前走から4kg体重が増えていたように、良い状態でレースに向かうことが出来ました。前走は絶好の外目を引き当てることが出来たので、上手く立ち回れば勝機があると期待していましたが、結果的に大雑把なレース運びになってしまいました。ですから、ジョッキーには立ち回りには注意してレースを運んで欲しいと伝えていましたが、ゲートで待たされたことで歯車が狂ってしまいましたね。西村淳也騎手に確認したところ、『ヤマニンルリュールがゲート入りをゴネてかなり待たされてしまい、サルトアトランテ自身も少し嫌気が差していました。その影響でゲートインする際に少し拒み、発走委員に後ろからロングステッキを入れられたところでかなり怒ってしまい、ゲートを進んで出て行かず、道中は終始力んだままでした。息を入れるところがなく、さすがに最後は甘くなってしまいました。返し馬の感じや馬の雰囲気は非常に良かっただけに、馬にとっては可哀そうなレースになってしまいました』と悔やんでいました。道中は尾っぽを上げて走っていたので、変だなと思って見ていましたが、ゲートを待たされたことに加えて、ロングステッキを入れられた為に嫌気が差してしまったのでしょう。嫌なことがあると気持ちが悪い方に向いてしまう性格の持ち主なので、転厩後は細心の注意を払いながらレースに向かうように心掛けていましたが、ようやく良い雰囲気でレースに向き合ってくれるようになっていただけに、残念な結果になってしまいました。ヤマニンルリュールと比較しても、こちらはそこまでゴネていなかったですし、時間が押していたとは言え、ロングステッキを入れる必要はなかったように思います。3月一杯で引退することが決まっていますので、勝てなくても最低限である優先出走権を獲ってもらいたかったですが、このような結果になってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです」

 

コメント:ラストランは残念な結果になりましたが、コメントからも分かるように、本当にサルトアトランテのことを考えてくれているのが伝わります。それだけに、有終の美を飾るには程遠い内容でしたが、悔いはありません。このクラスは勝てるだけの力はあっただけに、前の厩舎での使い方が残念過ぎましたが、最後は納得のいく使い方をしてくれたのが救いでした。今までもいましたが、前厩舎は「経験から学ばない」を実感した最上級の厩舎でした。そういうところも教えてくれたという意味でも、出資した価値はあったのかなと納得したいと思います。

 

評価:★☆☆☆☆

【2022年】愛馬の成績:1.1.1.5