アップクォーク出走結果。「能力はあるだけに歯痒い…」

3日の福島競馬ではスタートで後手を踏んでしまい後方からの競馬。外目から直線伸びてきたものの4着まで。


「ゲートに入ってからはわりと大人しくしていたのですが、そろそろというタイミングになってソワソワ、ガタガタし出してスタートのタイミングが合いませんでした。レース前に抱いていたイメージでは出してでも中団の位置くらいに付けたいと思っていたのですが、それが叶わなくなってしまいましたので、そのなかで如何にこの馬の力を出せるかを考えながら進めたんです。この馬のフットワークを考えた時にブレーキを踏まない形が良いとは思ったのですが、だからと言って大外をぶん回していてはさすがに今の福島の馬場では届かないので、ロスのことも考えながらだったんです。しかし、思うように進みきれなくて…。最後はまた伸びてきているだけにスタートを決められず後手に回ってしまったことがやはり痛かったです。折り合い面は2コーナーくらいまで力みましたけれど、そのあとは納得してくれて問題なかったです。脚力を考えると古馬の混ざった1000万下クラスでも十分戦えると思います。それだけに昨日は思うような競馬をさせてあげられずに悔しいです」(柴山騎手)


「体は程よく締まり前走以上の状態で送り出せたかなと思っていましたし、期待をしていました。しかし、今回もゲートが開く直前でガタついてしまって後手を踏んでしまいましたね…。ここ最近は馬も納得して落ち着いてスタートを切ることができていたのですが、また見せるようになったのは何か苦しいことがあったのかもしれません。レースを見返すと前に馬がいたりするともうひとつ進みが良くないのかと思うような感じで、前がいなくなると進みっぷりが良くなっていました。そういった点からもまだ幼さがあるということなのでしょう。走り方を含めて教えている段階でもあるので致し方ないのかもしれませんが、残念です。ただ、強い競馬をしているので、ここで負けたことを気にしすぎないで前を向いていきたいですね。春からここまで頑張ってくれましたから、このあとはこのまま天栄へ放牧に出して夏休みにしようかと考えています。秋、また良い走りができるように接していきますので、応援よろしくお願い致します」(中川師)


これまでの走りっぷりから3歳馬同士の重賞レースですし、楽しみを大いに持って臨んだ一戦でした。しかし、中山のときにも見せたような感じでゲート内で落ち着かず体勢が悪くなって後手を踏んでしまいました。開幕週でなかなか差しが決まらない傾向にありましたし、さすがに辛いものがありました。それでも差を詰めてきているように力は示しています。悔しさは残りますが単なる力負けではないでしょうし、この経験を今後に活かしてくれたらと思います。このあとはこのままNF天栄へ放牧に出して、これまでの疲れを癒し、さらなるパワーアップを図っていければと考えています。


コメント:出遅れがあるので、やはりというか福島のコースは現時点では本馬にはマイナスでした…。しかし、この重賞チャレンジは評価したいですし、これからも積極的に挑戦して欲しいです。でもこの騎手は本当に4コーナーで勝ちを意識できるポジションを取れないですね…。本馬との相性も合わない印象なので、ここで一区切りして、次走からは新たなジョッキーでの競馬を望みます。結果が求められる世界なので、厩舎サイドもプロとしての決断をして欲しいものです。この後は、セントライト記念を目指して欲しいところですが、無理をさせ過ぎないくらいの印象の調教師だけにどうでしょうか…。


評価:★★★☆☆

今年の愛馬の成績:6.1.4.11