ディアンドル 東京新聞杯(GⅢ)出走結果「ディアンドルらしさ見せた」

2/6(日)東京11R 東京新聞杯(GⅢ)〔芝1,600m・15頭〕11着[15人気]

 

左側にチークピーシズ着用。互角のスタートから好位3,4番手で流れに乗ります。そのまま4コーナーを回ると、残り200m付近で一旦は先頭に並びかけるものの、ゴール手前で力尽き、中団で流れ込んでいます。

 

奥村豊調教師「東京競馬場までの輸送は問題なく、心身ともに良い状態で臨むことができたと思います。京都金杯ではゲートの出が一息に加えて、道中は折り合いを欠いてしまうなど消化不良なレースになってしまったことから、今回は悔いが残らないようジョッキーには、『ゲートの出には注意して、主張できるようならハナに立てばいいし、速い馬がいるようなら、好位でリズムよく走らせて欲しい』と伝えていましたが、こちらが考えていた通りのレースをしてくれたと思います。また、ここ最近は返し馬を行った後に気持ちが入り易いところが見受けられたので、今回は返し馬を行わずにゲートまで歩かせていきましたが、その効果でフレッシュな状態でレースに向かえたことで、敗れはしたものの悔いのない走りを見せてくれたと思います。レース後、石川裕紀人騎手は『外からプレッシャーを掛けられて決して楽な展開ではなかったですが、道中は集中力を欠くようなことはなく、良い手応えのまま最後の直線に向くことが出来ました。追い出しに掛かると反応して伸びてくれましたが、外から交わされるとそこで甘くなってしまいました』とコメントしていました。何とかもう一花咲かせてあげたかったですが、引退期限となります3月までにこの馬に合った適鞍が無いこと、そして無事に繁殖へ上げることも調教師としての使命ですから、オーナー・牧場サイドと協議した結果、この東京新聞杯をもちましてディアンドルの競走生活を終えることと致しました。ラストランを勝利で締めくくることが出来なかったのは残念ではありますが、無事に牧場へお返しすることが出来そうでホッとしています。未勝利戦を勝ち上がってから葵ステークスまで5連勝を成し遂げてくれたものの、その後は思うように導いてあげることが出来ませんでした。ただ、5歳時に福島牝馬ステークスで本来の輝きを取り戻して2つ目となる重賞を獲ってくれましたし、厩舎一同、本当に感謝の気持ちで一杯です。今後はお母さんとしての仕事が待っていますが、いい子を産んでディアンドル以上の活躍を期待したいですね。会員の皆様、ここまで思うような結果を残せずご迷惑をおかけしましたが、最後までディアンドルへのご声援をありがとうございました」

 

上記の通り、本レースをもちまして現役から退くこととなりました。近日中に競走馬登録を抹消し、今後は繁殖牝馬となる予定ですが、詳しいご案内は後日書面にて出資会員の皆様にご案内申し上げます。デビュー戦こそ勝利には至らなかったものの、未勝利戦の勝利から葵ステークスまで5連勝を成し遂げるとともに、重賞タイトルを獲得しました。その後は思うような走りが見られなかったものの、牧場・厩舎サイドの懸命な努力から5歳時の福島牝馬ステークスで2つ目の重賞制覇を飾りました。ラストランとなった東京新聞杯では思うような結果を残せなかったですが、最後まで無事に走り終えた本馬への温かいご声援、誠にありがとうございました。

 

コメント:牡馬相手では正直厳しいと思っていましたが、直線では一瞬見せ場を作り、思わず力が入りました。着順だけでいうと惨敗ですが、最後にディアンドルらしさを見ることができたので、満足のいくレースになりました。このレースを持って引退となりますが、使い分けの煽りを受けたのか意味不明なレース選択があったのが残念でした。それでも重賞2勝とこれだけの成績を残してくれたのは感謝しかありません。ディアンドル産駒にも興味があり、出資したい気持ちもありますが、キャロットクラブに比べ、シルクには母馬優先が無いのが残念なところ。正直、キャロットと比べるとあらゆる面で劣っているので、現行会員が長く楽しめるように積極的に改善して欲しいですね。

 

評価:★★☆☆☆

【2022年】愛馬の成績:1.1.0.4