ディアンドル 福島牝馬S(GⅢ)優勝!「底力見せた!」

4/24(土)新潟11R 福島牝馬ステークス(GⅢ)〔芝1,800m・15頭〕優勝[7人気]

左側にチークピーシズ着用。互角のスタートからそのまま先頭に立って後続馬を従えます。最後の直線では外の馬に一旦は交わされかけるも、もう一度盛り返して追撃を凌ぎ切り、2019年5月の葵ステークス以来となる勝利を飾るとともに、2つ目の重賞制覇を果たしています。

奥村豊調教師「おめでとうございました。前走の小倉大賞典の出来が良かっただけに、最終追い切りでどれだけ態勢が整ってくれるのか半信半疑なところがありました。でも、新潟競馬場に到着してから馬の様子を見ると非常に落ち着いていましたし、体重も極端に増えることもなく、これならレースに行っても良い走りが期待できると思いました。団野大成騎手には他に主張する馬がいなければ先頭に立ってリズムよく走らせてほしいと伝えていましたが、そこまで強引に主張する馬がいなかったので、良いペースで引っ張っていくことが出来ましたね。最後の直線では早めに外の馬に並びかけられて、厳しい展開になりましたが、もう一度差し返す根性を見せてくれましたし、よくドナアトラエンテの猛追を凌いでくれました。レース後、団野大成騎手に聞いたところ、『前回よりもリラックスして走っていましたし、体の使い方がとても良かったです。最後の直線でロザムールが外から一旦は抜け出しかけましたが、まだこちらは余力がありましたし、追い出すと反応して進んで行く姿勢を見せてくれました。小倉大賞典の時も交わされても差し返すところを見せていましたし、展開次第でチャンスがあると思っていましたが、2度目の騎乗で良い結果を残すことが出来てホッとしています』と話していました。一昨年の葵ステークス以来、勝ち星から遠ざかってしまい、ここまで時間が掛かってしまいましたが、ようやく良い頃の輝きを取り戻してくれたかなと思います。この後はトレセンに戻って状態をよく確かめてから相談させていただきます」

 

コメント:正直、ここまで直線で粘る姿は想像していませんでした。前走に続き、ディアンドルの底力を見事に引き出した団野騎手の好騎乗振りには驚くばかりです。次走はヴィクトリアマイル(GⅠ)になりますが、正直、東京のマイルは距離的にもリズムよく走れるのか不安の方が大きいです。しかし、今の勢いだからこそ挑戦すべきだと思いますし、絶好のパートナーを迎えて、どこまで通用するのか見たい気持ちが強いです。出走を予定しているグランアレグリア等、相手関係は大幅に強化されますが、自分が思っていた以上のパフォーマンスを見せたディアンドルに期待したいと思います。

 

評価:★★★★☆

【2021年】愛馬の成績:2.1.4.9