クレッシェンドラヴ出走結果「能力示したが…」

差のないスタートから、前半は後方を追走。3角手前より位置取りを上げて行き、4角で早めに先頭を窺い直線を迎えましたが、ゴール前で半馬身差交わされ、結果2着での入線となっています。

 

「勝った馬は東京で32秒台の脚を使っている馬ですからね。ヨーイドンになると分が悪いので、とにかく勝ちに行く競馬をしました。前がビュンビュン飛ばしてバテ気味になったこともあり、馬ナリでスーッと上がって行くことができたのですが、結果的には勝ち馬に一番いい展開になってしまいましたから…。かえって『ジッとしていれば』という思いもないわけではありませんが、あの馬を負かすには、やはり今日のような競馬しかなかったですよね。それでもオープン初戦、同斤量で差のない競馬をしていますし、こうやって勝ったり負けたりしていく中でさらに強くなってくれるはず。これから先も楽しみです」(内田騎手)

 

「正直、長距離輸送がどれくらい影響するのか読めないところもありましたので、気持ちだけ余裕のある作りでトレセンを出発。結果的には輸送を問題にしませんでしたね。そういった状況下でもオープン初戦で差のない2着ですし、勝てなかったのは悔しいですが、よく頑張っていると思います。これで福島に使う上での作り方も見えてきましたし、またひとつ収穫のあるレースになりました」(林調教師)

 

◆何とか勝ち切りたいところでしたが、走破時計は速く、勝ち馬と同斤で差のない内容。自分から動いて行ったことを考えれば、こちらも強い競馬をしてくれていますので、今後が益々楽しみになってきます。なお、このあとは、「適度にレース間隔をあけて、引き続き大事に使っていく方向で」(師)。まずは回復具合を確認しつつ、夏から秋に向けてのスケジュールを検討していく予定です。(HTC)

 

コメント:内枠を引いたということもあり、極端な競馬になりました。そのまま押し切れたら「ナイス騎乗」だったのですが、やはり若干仕掛けが早かった印象。それでも攻めの騎乗をしたこと、内田騎手のコメントからも納得はしていますが、オープンにしては相手関係が楽だと思っていたので、押し切って欲しかったのも本音。

 

評価:★★★☆☆

 【2019年】愛馬の成績:4.3.5.12