グランサバナ出走結果「勝負根性見せた!」

  • 16日の中山競馬では前を行く3頭を見る位置につけて進めて直線で仕掛けるといったん先頭に立ち押し切ろうとしたところに内から急追されたが踏ん張って同着で優勝。
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  • 「おめでとうございました。勝ったと思っていただけになかなか確定しなくてさすがに心配になりましたけれど、無事に勝つことができて良かったです。北海道では上手く行かず、切り替えて今回の中山に備えただけに、例え同着でも1着と2着とでは話が違いますよね。ホッとしました。武史君に話を聞くと『函館のときはこの馬の癖を掴めていなくて急激にテンションが上がってしまったので、その後の札幌そして今回とできるだけ落ち着かせるように意識して臨んだんです。今日は馬場入りを最後にしてもらったことで周りに馬がいない状況をつくることができ、落ち着いて返し馬することができました。これならばと思えレースへ臨み、前を見ながら進めました。有力どころが2頭いて、1頭は先行争いに加わっていたので大丈夫だろうと思い、もう1頭のほうを気にはしていましたが、決め手に長けたタイプではないのであとは自分のタイミングで動く競馬をしようと考えていました。実際速い流れで前を捉えることはでき先頭に立てましたけれど、最後はさすがに疲れてしまって余裕がなかったですね。そこに、気にしていたもう1頭の馬に内から来られてかなり際どくなりましたが、よく凌いでくれました。今日は力を出し切ってくれた結果でもあったのでホッとしました。ゲートの中などはまだちょっと怪しいですし、これからの部分もあると思いますから、今後の成長にも期待したいです。ありがとうございました』と言っていましたよ。最近は稽古もそうですけれど段々と安定してきて常識にかかってきた感がありますが、まだこれからと思える部分もあれば課題もありますから、経験を積み慣れていけば上のクラスでも頑張ってくれるはずです」(田村師)
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  • 北海道開催の2戦は思うような結果を残せずにいたのですが、そこでスパッと切り替え秋に備えたのは英断でした。最後は並ばれましたけれども、タフな流れを先行して押し切ろうとする強い競馬で、迫った馬を前に出さなかったのですから人馬をほめてあげたいです。これからはクラスがあがり壁は高くなりますが、経験を積みながら対応できるよう成長を見せてもらえたらと思っています。

 

コメント:直線に向いた時点で勝ちパターンだと思いましたが、思ってる以上に粘られて1着同着となりました。先頭に出られて、また差し返してるあたりグランサバナの勝負根性を見ることができました。札幌で続戦させずに中山へ切り替えたのも関係者のナイス判断でした。いきなり昇級して通用するのかは分かりませんが、順調に使われている強みと、今回見せた勝負根性で、さらなる上を目指して欲しいものです。

 

評価:★★★★☆

【2023年】愛馬の成績:3.3.4.25

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