キラーアビリティ 大阪杯(GⅠ)出走結果「見どころなし…」

2日の阪神競馬ではスタートを五分に出て道中は中団の位置取り。勝負どころから押していくもなかなか上がれず、直線でも思うように差を詰めることができずに13着。

 

「団野とは少し促してポジションを取れたらという話をしていたのですが、スタートしてからすぐに厳しそうに感じたようで、切り替えて控える形で進めることになりました。道中どこかで馬の後ろに入れられれば良かったものの、外目の枠ということでそれもなかなか難しく、向こう正面ではもう前が伸び気味の走りになっていたようでしたね。ペースが流れた分、折り合い面の心配はなく走りやすかったのですが、やはりもっと馬の後ろで我慢させないと持ち味が活きないので、次はそのあたりを特に意識して巻き返したいです。今日はいい競馬ができず申し訳ありませんでした」(斉藤崇師)

 

中間はずっといいフォームで走れるよう取り組んできたのですが、今日は外目の枠も影響し、レースに行くとなかなか脚を溜めることができませんでした。それでも速い時計の決着となる中、最後まで懸命に頑張ってくれましたから、自分の形に持ち込めば十分巻き返してくれるのではないでしょうか。この後はまずトレセンでしっかり馬体を確認してから検討していきます。

 

コメント:スタート直後に挟まれてポジションを下げた時点で終わったと思いました。ペースもあってか、終始リズムよく走れていない印象を受けました。道中、同じような位置にいたスターズオンアースが僅差の2着に食い込んいることからも、確かに馬の能力の差もあるとは思いますが、騎手の差も見せつけられた印象です。勝った中日新聞杯(GⅢ)は別ですが、アルゼンチン共和国杯(GⅡ)、京都記念(GⅡ)、そして大阪杯(GⅠ)と同じようなレース内容で、この状況を打破するためにももう少し工夫が欲しいところ。折り合い重視で接しているのも分かりますが、キラーアビリティの良さまで殺しているような気がします。ホープフルS(GⅠ)を勝った時のような調教のインパクトも無いですからね…。今回勝ったジャックドール、サウジを制したパンサラッサが折り合い重視で抑える競馬を試みたら、同じような成績を残せるでしょうか。その馬に合った走りのリズムがあるはずです。立場的にもチャレンジャーなので、そういう意味でもキラーアビリティがリズム良く走れるようにチャレンジを続けて欲しいです。

 

評価:★☆☆☆☆

【2023年】愛馬の成績:1.2.1.9