キラーアビリティ出走結果「物足りない…」

12日の阪神競馬では五分のスタートから道中は先団4、5番手を進む。途中で外から捲ってこられるが、そこで動かずそのまま直線へ。追い出してからの反応はひと息で、最後の最後に脚を使うも5着まで。

 

「う~ん、上手な競馬はできていたと思うのですが、なかなか伸び切れませんでした。ジョッキーは『ゲートをスッと出て道中は折り合いもついていました。外から来られた時はまだ早いと思ったのでそのままジッとしていたのですが、ずっと冷静に進めることができていました。ただ、直線は前走よりもファイトしてくれませんでした』と伝えてくれました。いつも引っ掛かるほどの馬が、今日は折り合って進められていましたし、意外と道中のペースが速く、もしかすると見た目以上に脚が溜まっていなかったのかもしれません。それでも決して力負けだとは思っていませんし、展開次第でさらに上位を目指せると思いますから、悲観せずまた次走でいい走りをお見せできるよう頑張りたいです。今日は申し訳ありませんでした」(斉藤崇師)

 

中日新聞杯がいい内容のレースでしたし、強敵相手のここでもと期待していたのですが、直線は思うような伸びが見られませんでした。それでも折り合いに進境が見られた点は良かったと思いますから、次走はきっちり巻き返してくれるのではないでしょうか。この後は馬体を確認してから検討していきます。

 

コメント:ドウデュースの強さに唖然としました。正直、この相手関係では能力が抜けている印象を受け、ダービー馬としての威厳を見せつけられました。対してキラーアビリティは、懸念していたスタートを決め、ホープフルSを勝ったときのような好意での競馬ができ、期待が高まりましたが、直線で前が詰まる不利があったとはいえ、伸びずバテずといった物足りない結果になりました。この点は本格化する前のリスグラシューと似たところがあり、コンスタントにレースを使うことで素質を開花させて欲しいところ。その点では、調教師のコメントにもあるように、悲観せずに挑戦し続けて欲しいです。未勝利を勝ったときの衝撃、ホープフルSを勝ったときの王道競馬、中日新聞杯での勝負根性、キラーアビリティは高い能力があります。そのことを信じて、次走の巻き返しを期待したいです。

 

評価:★★★☆☆

【2023年】愛馬の成績:0.1.0.2