キラーアビリティ 中日新聞杯(GⅢ)出走結果「GⅠ馬の意地見せた!」

10日の中京競馬では道中は中団で折り合いをつけながら進める。直線は進路を探しながらではあったが、窮屈なところをうまく縫って伸び、先に抜け出した2着馬をゴール前でクビ差交わして見事優勝。

 

「今日は内の前目が残りやすい馬場ということもあり、ある程度のポジションは取りたいという話をしていました。それで引っ掛かるならもうハナを切ってもいいと伝えていたんです。ゲートを出なくて思ったよりは後ろの位置になりましたが、団野は『1コーナーでペースが落ちたところで行きたがりましたが、向こう正面ではうまく抜けてくれて楽になりました。調教だとジリジリという印象でしたが、競馬に行けばビュッと伸びて瞬発力を見せてくれました』とのことで、最後も狭いところをこじ開けてよく来てくれました。今回クロス鼻革にした効果もあったと思いますし、とにかく勝つことができて本当に良かったです。今日はありがとうございました」(斉藤崇師)

 

休み明けとはいえ、前走が物足りないレースとなりましたが、一度使ったことで馬も良くなっており、ここは変わり身を期待した一戦でした。見事に昨年のホープフルS以来となる久々の勝利を掴みましたし、これをきっかけにさらに上を目指していきたいと思います。

 

コメント:出負け、道中と直線での位置取り等、決して褒められた騎乗ではありませんでしたが、GⅠ馬の意地を見せてくれました。まだホープフルSを勝った時のような絶好調さは感じられませんでしたが、その状態で勝ち切るあたり先々が楽しみになりました。次走は強気に有馬記念(GⅠ)に挑戦して欲しい気持ちもありますが、無難に大阪杯(GⅠ)を意識したレース選択の可能性が高いと思います。サウジアラビアからドバイを狙うのも個人的には楽しみが広がります…。

 

評価:★★★★☆

【2022年】愛馬の成績:5.2.4.26