キラーアビリティ アルゼンチン共和国杯(GⅡ)出走結果「何もかも噛み合わず…」

6日の東京競馬では道中は後方に控える形で進めていく。直線で外へと持ち出して脚は使っているが、上位争いに食い込むことはできず8着。

 

「前走時よりも状態は良かったですし、もうちょっと頑張ってくれると思ったんですけどね…。ジョッキーは『調教とは違い、競馬に行くとちゃんと折り合いはついていました。ただ、勝負どころでちょっと左にモタれてバランスが取れず、うまく加速していくことができませんでした。直線で手前を替えてからはジリジリ伸びてくれていますし、この距離は問題ないと思います』と伝えてくれました。ここでいい競馬をしてくれればこの先が楽しみだったのですが、このような結果となり残念です。今日は申し訳ありませんでした」(斉藤崇師)

 

休養前よりも馬の状態は良く、久々でもいい仕上がりで臨めたと思ったのですが、最後はジリジリとした伸び脚で差を詰め切れませんでした。内容的にも物足りないレースとなってしまいましたが、次走で変わり身を見せてくれることに期待したいと思います。この後は馬体を確認してから検討していきます。

 

コメント:レース前にも書きましたが、やはり休み明けは走りませんね。この点については陣営は軽視しすぎだと思います。正直、このレースを休養明け初戦に選んだのも意味不明で、きちんと神戸新聞杯から始動すべきです。気性と距離を考慮してか、騎乗も消極的なレースで、レース選択、騎乗、馬の状態と何もかもが嚙み合わなかった印象。中2週でジャパンカップ(GⅠ)を使うのであれば、この選択肢はまだ理解できましたが、クリスチャン・デムーロに騎乗依頼した時点で、ジャパンカップの選択肢は無かったのは明白で、それだけに本当に意味不明なレース選択になりました。次走、中日新聞杯(GⅢ)を予定していますが、このレースを使うのであれば叩いた上積みを期待して強気にジャパンカップに向かって欲しかったです。今年もちょっと豪華なGⅡみたいなメンバー構成で、未勝利、GⅠ馬ダノンスコーピオンと接戦した萩S、ホープフルSの内容からも能力を発揮することができれば、上位争いできても不思議ではないと思っていました。5着でも4000万。賞金面を考慮しても中日新聞杯よりも十分魅力なんですけどね。

 

評価:★★☆☆☆

【2022年】愛馬の成績:4.2.4.25