ペリファーニア出走結果「競馬センス高い!」

25日の中山競馬では五分のスタートで中団を進む形になる。勝負どころあたりからじわっと進出していき直線へ向かって先頭に立つと後続を寄せ付けずに見事優勝。

 

「ありがとうございました。コーナーで寄られる不利があったのですが、馬はよく堪えてくれました。お父さんのことを考えてジッと待って出すというのではなく、少し早めにエンジンをかけていく形を採りました。先頭に立ってちょっとフワッとすることこそありましたけれど、危なげない走りっぷりでしたね。息遣いが気になると聞いていて、実際のところ少し感じましたね。今日のパフォーマンスには影響していませんが、今後使っていく中でどう変化していくかは気にしていく必要があるかもしれません」(横山武騎手)

 

「会員の皆様おめでとうございました。武史には追い切りにも跨ってもらっていましたし、我々も手ごたえを感じていた中でした。抽選を突破したことが一番でしたが、感触通りの走りを実際のレースでも見せてくれてホッとしました。レース中、寄られた際に脚をぶつけ、右前脚の管の裏に外傷を負い、出血していました。口取りのときはさすがに痛そうにしていましたが辛抱強くこなしてくれましたし、偉い馬ですね。すぐに治療にあたって様子を見ておきます。喉ですが、やはり少し音はするものの稽古でも今日のレースでも大きなマイナスにはなっていませんでした。それでも今後の変化は気にして見ておく必要はあるでしょうし、頭に入れて接していきます。まずはレース後の様子を見てからになりますが、一度放牧に出し、天栄でも様子を見てもらってから今後のことを考えていくことになります」(鹿戸師)

 

弱いところがあり、入厩こそ遅くなりましたが、その後は基本的に順調で、直前の追い切りでもいい勝負になるという手ごたえを得ていました。兄の影響もあり断然の一番人気に推されプレッシャーがかかる中でしたが、キッチリと勝ち切るのですから素晴らしいのひと言です。レース時に外傷を負いましたのでまずは治療にあたりますが、状態がある程度落ち着いたと判断できましたらいったん放牧に出す予定になっています。

 

コメント:最初のコーナーで寄られる不利があってポジションを下げたのに、そこから怯むことなく上がっていく姿にはペリファーニアの競馬センスの高さを窺うことができました。しかも断然人気に応える王道のレース振りに、先々期待せずにはいられません。能力が高いのは確認できたので、とにかく無事に成長して欲しいです。

 

評価:★★★★☆

【2022年】愛馬の成績:6.3.4.28