グランサバナ出走結果「スムーズに走れば…」

３日の新潟競馬ではスタート後促しながら中団より進める。所々で頭をあげる素振りを見せながら直線で追われると最後にジリジリと伸びてきて３着。

「前回は色気が強くて気持ちがレースへ向かい切れずに力を発揮できませんでしたが、その後放牧に出したNＦ天栄のスタッフさんたちがよくやってくれたんだと思います。落ち着いて調教でき、今日も平常心を保ってしっかりと歩くこともできていて、良い状況の中でレースへ臨むことができました。しかし、キックバックを相当嫌がってしまいましたね…。パサパサの良馬場ならまだ何とかなったのでしょうけれども雨で下が緩いから泥になり、それがかかったことで馬が嫌がり、きつくブレーキをかけたりしていたようです。レース前から内田さんは手が合うなと思って今回お願いしていて、実際のところ鼓舞しながら進めてくれたことで最後まで止めずにいました。あの形なのでどこもないことも覚悟したのですが、最後までよく詰めてきましたね。ジョッキーは“ピンク帽の後ろにつけられていたら…”と悔しがっていましたが、今回ばかりは致し方ありません。勝てずに悔しいですが、いい経験になったのは間違いないと思います。ここで下を向かず前を向いていきたいですし、今回の経験を糧にして次以降またいい走りをさせていきたいです」（田村師）

前走は適性云々以前に、メンタルが不安定になり、走ることに対して気持ちが向かなかったことが敗因でしたが、身のこなしがいくら硬く感じることもあり初戦の芝からダートに条件を変えて２戦目へ向かいました。気持ちをより前に向けられるようにということでチークピーシーズを着用して向かいましたが、戸惑いが目立ったかスムーズにいかないシーンがチラホラ見られました。それでいて直線だけで追い上げて３着まで来るのですから、脚力という点で考えるとやはり上位かなと思えます。歯がゆいレースが２戦続いてしまいましたが、今後の巻き返しを信じています。この後についてはレース後の状態を見ながら判断していきます。

コメント：４コーナー手前での手応えから惨敗すら覚悟しましたが、よく３着まで巻き返しました。道中もスムーズに走れたら…と思いますが、能力があることは確認できました。内田騎手とも手が合いそうで、終始追いどおしで、見ていても大変だったと思いました。あまり追えない騎手なら惨敗もあったと思います。このようなタイプなので使ってからの良化を探って欲しいところでしたが、天栄馬お決まりの放牧になりました。あの脚を見ると東京で合いそうなので、１１月の東京では見たいところです。

評価：★★☆☆☆

【２０２２年】愛馬の成績：３．２．４．２１