クルーガー出走結果。「力発揮できず…」

4日の東京競馬では中団内目から進め、直線早めから動かしていくが思うように伸び切れず8着。


「体調自体は悪くなさそうに感じたのですが、捌きに硬さもありましたね。それもあって勝負どころは少し早めに促していく形になりました。止まっているわけではないですし、ジリジリとは来ているのですが、瞬時にはギアが上がりませんでした。勝ち馬に乗っていたユタカさんも同じところを狙っている感じがあったのですが、相手のほうが一瞬で入っていけていました。馬格がありますし、まだこれからとも思える馬です。今日は上手くいかず悔しいですが、またいい走りをしてくれるはずです。申し訳ありません」(浜中騎手)


栗東を出るときは550キロほどあり、これまで東京に連れてきた時と同じくらいでした。輸送は問題なく、またこちらについてもカイバを食べられていました。それなのに減っていたのでアレ?という感じだったんです。具合自体悪くはないと思え、イレ込みが目立っていたわけでもなかったんですけどね…。しかし、レースでは早めに動かしていくような形になりました。はっきりとしたことはわからないのですが、あの勝負どころの手応えを見ると何かしら影響していた部分があったのかもしれません。う〜ん…。今日は思うようにいかずに申し訳ありませんが、この馬の力を表した結果ではないと思いますので、巻き返しを図りたいです。今後については未定で状態を見ながら判断をしていきたいのですが、そのようななかでシドニーのほうから“ぜひ来てくれませんか?”という声がかかっているんです。斤量が54キロくらいになりそうという魅力的な要素もあります。現時点ですぐに行くと判断することはできませんが、選択肢のひとつとして持つこと自体は悪くないでしょう。その場合は天栄から向かうことになりますので、輸送負担を減らし、回復を早めるためにもこのあとは栗東へ戻さず天栄へ放牧に出すようにします。そして、現地で状態を見極めながら向かうかどうするか判断していきたいと思っています」(高野師)


前走は悔しい結果となってしまいましたが力を示していました。昨年秋に目がさめるほどの豪脚を披露して好走した東京のマイル戦に戻ることがさらなる後押しになればと思って期待してレースへ臨んだのですが、早めに促していく必要がある走りになってしまいました。周りに囲まれたことで気にする面が出てしまったのか、馬場と馬のコンディションがうまくマッチしなかったのか、敗因はハッキリとしませんがこれがこの馬の力ではないはずです。能力的に上位を目指すことができる馬ですので、何とかタイトルを獲らせてあげられればと考えています。今後については豪州遠征というプランをひとつの選択肢に入れ、今後の状況を見ながら判断していく考えを持っています。


コメント:着順こそ良くはありませんが、勝ち馬(リスグラシュー)との着差はあまりなかったのが救い。直線で騎手が追う姿が見れなかったので、力を発揮できずに終わった感があり、不完全燃焼な競馬になりました。結果論になりますが、やはりフェブラリーS(GⅠ)を目指して欲しかった。と、思ったら豪州遠征というプランもあることに驚きました。当初は、そのプランに否定的な考えでしたが、行くからには能力を発揮できるよう調整して欲しいものです。


評価:★★☆☆☆

【2018年】愛馬の成績:1.1.1.6