ヴァンガーズハート出走結果「物足りない…」

30日の札幌競馬では五分のスタートを切り3番手につける。少し力むところをなだめながら進めて直線へ向くと先頭に立ち、後続の追い上げも抑えて優勝。

 

「昨日札幌競馬場に入り今日に備えたのですが、馬は比較的落ち着いていました。馬場入りはこちらの心配をよそに比較的スムーズでしたね。事前に武史とも話をしていて、武史も“もしゴネるようだったら少し勢いをつける形でダクで入ります”と言っていたのですが、すんなりと行き、返し馬もゆったりとキャンターできていました。レースへ行くとちょっと力んでいましたが、なんとかなだめられていましたし、落ち着いてからは問題なく、直線でもしっかりと反応してくれて無事に勝ち切ってくれて良かったです。上手く行かずここまで来てしまいましたが、無事に勝ちあがることができてホッとしました。大きな1勝でしたね。会員の皆様おめでとうございました。これで成長を促すことができますし、暑さもあってかこの中間に見せていた苦しさを出す素振り、精神状態が酷くならないようにリセットしてあげたいという思いなので、このあとは放牧に出そうと考えています」(鹿戸師)

 

前走はおそらく喉の影響と思わせる走りだったことからその後オペを行ったため約4ヶ月半ぶりの出走となりました。競馬場での調整では以前では見せなかった苦しがる素振りを出していたため精神状態がどうかと心配する気持ちのほうが大きかったのですが、いざレース本番となると無事に力を発揮し、これまでの鬱憤を晴らしてくれました。走りのバランスを見ていてもまだ改善の余地があると言えるでしょうし、今回気になっていた精神面のケアを行い改善を図れればさらにいい走りができるようになるはずなので、今後の成長に期待をしたいと思います。まずレース後の状態をよく見ていき、その後NF空港へ放牧に出す予定です。

 

コメント:兄エフフォーリアと同じような競馬センスを感じますが、エフフォーリアは抜け出してからも力強い走りをしますが、ヴァンガーズハートは抜け出してからが物足りないですね。これが喉の影響なのか、抜け出してから気を抜くのか…このあたりの改善が欲しいところ。無事、勝ち上がることができたので、少しでも偉大な兄に近づけるような成長を期待します。

 

評価:★★★☆☆

【2022年】愛馬の成績:3.2.2.19