クレッシェンドラヴ 七夕賞(GⅢ)出走結果「能力上位!」

差のないスタートから、前半は中団より後方を追走。3角過ぎからジワッと押し上げ、直線残り200mで先頭を窺うと、ゴール前で迫るブラヴァスを競り落とし、見事に重賞2勝目を挙げています。

 

「馬場も悪い(重馬場発表)ですし、スタート次第では先行馬を見ながらでもいいかと思ったのですが、思った以上に前に行けませんでしたので、そこは切り替えて、内に包まれずに馬場の良いところを走りたいと思ってレースを運びました。こういう馬場もこなせるとは思っていましたが、ここまで器用にこなせるとは思いませんでした。57kgを背負って堂々としたレース内容だったと思います。持ち前のスタミナで、しっかりゴールまで駆け抜けてくれると信じて乗っていました。自分のお手馬、上位人気馬でしっかり勝てて良かったです」(内田騎手)

 

「休み明けでテンションはやや高めでしたが、デキには自信がありました。馬場もこの馬向きになり、ジョッキーが本当にうまく乗ってくれたと思います。半年ぶり、57kgでもしっかりと結果を出してくれたように、着実に力を付けています。今後は良績のある福島コース以外でも頑張って欲しいですね」(林調教師)

 

◆難解で読み切れない馬場状態のなか、脚を取られないギリギリの所を回ってきてくれた鞍上のファインプレーも光り、直線でさらにもうひと伸び。57kgのトップハンデを克服しての嬉しい重賞2勝目となりました。なお、このあとは、「まずは馬の状態を見ながら、慎重に年内のローテーションを検討していきたい」(師)と思います。(HTC)

 

コメント:普通に能力を引き出すことができれば、このメンバーでは当たり前の結果だと思います。この馬場の為、4コーナーで馬郡がバラけたのも、前が詰まるリスクを回避できたので好都合でした。この後は、年末の大舞台を目指すローテーションになると思いますが、今年は海外遠征が厳しい状況で、国内のレースに強いメンバーが揃いそうなので、賞金を加算するのも難しい状況。それだけに一戦一戦が大事になるだけに、悔いが残るレースは見たくありません。

 

評価:★★★★☆

【2020年】愛馬の成績:6.2.1.18