クレッシェンドラヴ 金杯(GⅢ)結果「騎乗強化必要」

スタートで遅れを取り、前半は後ろから2頭目。直線に向いて外めに持ち出され、懸命に前との差を詰めましたが、結果7着での入線となっています。

 

「トモを滑らせてしまい、ゲートの出がひと息に。それでも好位に取り付いて行こうと思ったのですが、今日は全くハミを取ってくれず、内外から被せられて進路を失うスタートとなりました。道中で馬がスーッと上がって行くような感じであれば、徐々に進出して行くことも考えたのですが、その後も行く気を見せてくれなくて…。仕方なく末脚に賭ける形を取り、最後は頑張って差のない所まできているんですけどね。今日はあれが精一杯でした。ただ、57kgを背負ってでも差のない競馬をしていますので、そういう意味では力をつけているのだと思います。今日は強めに返し馬をかけましたし、前走で追っ付けて出して行ったこともあって、もう少し楽に行けるかと思っていたのですが、それでもハミを取ってくれませんでした。厩舎は頑張って状態面をキープしてくれましたが、気持ちの浮き沈みが激しい馬。有馬記念の一週前追いに乗った時の感じが今までで一番良かったものですから、そこから除外で延びたことにより、この2週間で大人しくなってしまい、それが今日のハミ取りや道中の行く気の無さにつながってしまったのかもしれません」(内田騎手)

 

「今日は出遅れて後ろからになってしまいましたが、それでも57kgを背負って差のない内容。いつもスタートを決めて好位からレースができるようなタイプではありませんし、今日のような競馬になってしまうケースもある中で差のない競馬ができていますので、そういった意味では、着順はともかく収穫はありました。ただ、今日の感じを見ますと、今であれば、もう少し距離を延ばしてあげた方が道中で挽回できる分、安定して競馬がしやすいのかもしれませんね。それに年末の馬場であれば良かったのですが、今週はCコースである上に、差しが決まりにくい中での競馬。それを考えれば、頑張って走っていたと思います」(林調教師)

 

◆特にデキ落ちなどは感じられなかったものの、有馬記念を除外されてルーティンから外れたことが、多少なりとも精神面に影響を及ぼしたのでしょうか。良い時の行きっぷりが見られず、残念ながら後手に回る競馬となってしまいました。それでも着順ほど負けてはいませんので、改めてリフレッシュを挟んで巻き返したいところ。「馬の状態を見ながら、今後のローテを考えていきたい」(師)と思います。(HTC)

 

コメント:この1年で3回もの納得できない騎乗をしました。クラブも現実を受け止め、プロとして勝負に拘る決断をしてほしいものです。今年が本当に勝負の年になります。最後の脚は見所十分だっただけに、きちんとポジションを取る騎乗ができればと残念に思いました。

 

評価:★★☆☆☆

 【2020年】愛馬の成績:0.0.0.1