クレッシェンドラヴ 福島記念(GⅢ)優勝!「順当勝ち!」

互角のスタートから、道中は中団の外めを追走。4角より前を射程圏に入れると、直線馬場の真ん中から力強く脚を伸ばし先頭ゴール。待望の重賞初制覇となりました。

 

「強い競馬でしたね。前走のような競馬ができたことで幅が広がったとは言え、まだ半信半疑なところもあったのですが、今日の馬の落ち着き、雰囲気なら大丈夫かなと思い、前半から出して行きました。以前だと、あんな感じで出して行ったら馬が掛かっちゃって競馬になりませんでしたが、今回は1コーナー過ぎで折り合ってくれましたからね。あとは外から来るようであれば一緒になって動いて行こうと後ろを気にしていたのですが、来ないので自分からジワッと動いて行ったというわけ。直線は見ての通り、抜け出してからも最後までしっかり伸びてくれました。条件馬時代に乗せてもらった時から、『重賞を勝てるかも』と言っていただけに、こうやって実際に勝てて良かったですし、ホッとしています。本当に力をつけていますね」(内田騎手)

 

「前走で競馬の幅が広がりましたし、それを鞍上がうまく活かして、福島民報杯でも七夕賞でもないレースをしてくれましたよね。強い競馬だったと思います。内田騎手がずっと乗ってくれて競馬を教えてくれたからこその今日の勝利。馬はもちろん、内田騎手にも感謝しています。馬自身が少しずつ分かり始め、パドックで我慢して周回してくれていましたので、そういった面の成長も含めて、色々なことがあっての今日の重賞制覇につながりました。今回はレース間隔を詰めて使ったわけですが、そんな中で結果が出たのも良かったです」(林調教師)

 

◆以前から本馬の能力を買ってくれていた内田博幸騎手の導きもあって馬自身が着実に成長を遂げており、今回はハンデ差も味方につけて人馬一体となっての先頭ゴール。見事1番人気に応え、重賞ウイナーの仲間入りを果たしてくれました。なお、このあとは「馬の状態を見ながら慎重に考えていきましょう」と調教師。鞍上も「この先も楽しみ」と言ってくれていることですし、さらなる充実、飛躍を期待したいと思います。(HTC)

 

コメント:正直、小回りの福島で不安もありましたが、今のクレッシェンドラヴの能力を信じて騎乗すれば、結果を出してくれるものと思いました。前走の鬱憤を晴らす騎乗をして、重賞ウイナーの仲間入りを果たしたのは嬉しい限り。それでも本馬のポテンシャルを考えたら、ローカルのGⅢで満足しているレベルではないと思っているので、更なる高みを目指して欲しいところ。

 

評価:★★★★☆

【2019年】愛馬の成績:11.5.9.32