クルーガー マッキノンS(GⅠ)出走結果「限界感じた…」

9日のフレミントン競馬では五分のスタートから前々でレースを進める。好位で勝負どころを迎えるが、直線では伸び切れず8着。

 

「レース前の返し馬の感触は上々で、スタートも決められて丁度いいポジションで進めることができました。手応えも良かったので、チャンスは十分と考えていましたが、直線では思っていたほどの脚は使えませんでした。どうも馬場の硬さを気にしていたようです。もう少し馬場が悪い方が良かったのかもしれません。申し訳ありませんでした。今回はチャンスを頂けて、本当に嬉しかったです。また機会がありましたら、宜しくお願い致します」(マカヴォイ騎手)

 

「前回は今思えば少し落ち着き過ぎていましたが、今回は落ち着きの中に闘志を感じさせる程良い状態にありました。実際にハミを取ってしっかり走れていましたし、勝負どころでも頑張りを見せてくれました。鞍上の話ではもう少し馬場が渋った方がチャンスはあったということです。前日から雨が降る時間帯がありましたが、水捌けも良かったようで、そのあたりは運がなかったですね。肝心の喉に関しては気になるような感じではなかったようなので、一先ず安心しています。一番いい結果とならず非常に残念ではありますが、馬はもちろんのこと、関わってくれたスタッフが本当に頑張ってくれました。先のことは未定ですが、また良い走りを見せられるように頑張りたいと思います。多くのご声援を頂き、ありがとうございました」(高野師)

 

一度は断念したマッキノンSへの出走でしたが、術後の経過が良好だったことから再度の挑戦となりました。最良の結果とはなりませんでしたが、中間のオペがあった中で頑張りを見せてくれたように思います。条件が整えばまだやれる力は有している馬なので、次回以降に期待したいところです。この後はレース後の状態をしっかりチェックした上で、日本への帰国に備える予定です。

 

コメント:直線入口あたりまでの走りは十分期待できるものでしたが、いざ追われてからの走りは、全盛期の面影を全く感じることができない厳しいものとなりました。日本のスピード競馬への対応は更に厳しくなるだけに、最後のチャンスだと思っていたので、残念な結果となりました。正直、現役を続けるには厳しい印象ですが、来年もオーストラリア競馬への挑戦は続けると思いますので、残された数少ないチャンスを掴んで欲しいものです。

 

評価:★★☆☆☆

【2019年】愛馬の成績:10.5.9.32