クルーガー 東京新聞杯(GⅢ)出走結果「底力見せた!」

9日の東京競馬では好スタートから離れた2番手を追走する。直線では内から抜け出すかに見えたが、最後は上位馬たちの勢いが上回り5着。

 

「勝てなくて悔しいけど、馬はナイスファイトしてくれました。調教師からはスタートを決めて前に付けてほしいと言われていて、ほぼほぼイメージ通りの形を作ることができましたし、直線も最後まで本当に頑張ってくれました。今日の硬い馬場を少し気にするフットワークをしていたので、もう少しでもソフトならもっとやれたはずです」(フォーリー騎手)

 

「ジョッキーには前々でリズムを整えてほしいとリクエストを出していました。実際にスタートを決めて、逃げ馬を無理に追いかけず2番手を追走し、早め先頭から押し切りを図る形に持っていってくれました。同じ勝負服の馬を振り切れば勝てると力が入りましたが、最後は強気に勝負に行った分と、上位馬たちのキレが上回りましたね。あそこまでいったらもちろん勝ちたかったですが、今日の硬い馬場でこの走りができるのですから大したものです。さすがにしっかり走ったな、と感じさせるレース後だったので、まずは状態をきっちりチェックしていきたいです」(高野師)

 

直線最後は甘くなったものの、自分の形をしっかりと作って勝ちに行く競馬をしての結果です。また、もう少しでも馬場がソフトならと思える状況の中でこの頑張りですから、8歳になった今年も活躍に期待したいところです。今後は様々な選択肢を視野に入れつつ、状態を見ながら判断していきます。

 

コメント:直線での手応えの良さから力が入りましたが、やはり東京の直線は長い印象。これだけの走りができるのであれば、やはり京都記念に向かって欲しかったのが本音。クイーンエリザベスS以降、凡走が続いていたので、期待するのは酷だと思いましたが、能力を発揮することができれば、まだやれると実感しました。パドックでも気分良さそうに弾むような仕草を見せ、調子の良さを伺わせていましたので、この調子を維持して、マイラーズC以来の重賞タイトル獲得といきたいところ。

 

評価:★★★☆☆

【2020年】愛馬の成績:1.0.1.7