パシフィスタ出走結果「驚きしかない」

２１日の福島競馬ではまずまずのスタートから二番手につける。そのままリズムを整えて直線で抜け出すと、後続に差を詰められながらも最後まで踏ん張り優勝。

「前走で跨って能力は感じていましたが、今日もやはり息遣いと最後まで集中して走れるかはポイントだなと思っていました。それでも喉のことばかり考え過ぎてもどうこうできる問題ではないので、とにかく現状持ってる力を余すことなく発揮できるように心掛けました。ゲートを出てくれたことは大きいですし、前々で流れに乗れたのは良かったですね。正直、勝負どころから徐々に息遣いに余裕は無くなって来たものの、本当に最後まで頑張ってくれました。馬場や展開もプラスになりましたが、続けてチャンスをいただいていたので嬉しいです。今日はありがとうございました」（西田騎手）

「直線での息遣いは余裕がなくなってしまったとのことも、何とか踏ん張ってくれましたね。ジョッキーがしっかりと考えて乗ってくれたことが大きいですが、馬も本当に頑張ってくれました。中間にご心配をおかけすることがありましたし、時間に余裕がある訳ではなかったので、ひとまず勝ててホッとしたと言うのが本音ですね。今後はトレセンに戻して状態をしっかりと確認しますが、基本的には放牧に出して心身のリフレッシュを促す考えです。今日はご声援いただきありがとうございました」（中川師）

中間に一度出走取り消しになりましたが、その後にしっかりとケアを施したことで悪くない状態で今日の競馬に臨むことができました。時計の掛かる馬場を味方につけられたことはありますが、ジョッキーが前走で掴んだ感触をしっかりと活かし、これしかないという形に持ち込んで先頭でゴール板を駆け抜けてくれました。今後はレース後の状態を見極めてからリフレッシュ期間を設ける考えです。

コメント：血統、馬体からも未勝利を勝つのは問題ないとは思っていましたが、前向きさを感じない走りから、勝ち上がりは諦めていました。結果こそ出ませんでしたが、前走、西田騎手が気合を入れる騎乗を見せたのが、今回一変した走りにつながったと思います。しかし、スタートを決め、道中も好意をスムーズに走れるとは思ってもいなかったのも事実で、改めて「攻め」のスタイルが重要だと実感。但し、厩舎のスタンスが基本「成長待ち」という名の放牧が多いのが不安材料でもあります。

評価：★★★☆☆

【２０１９年】愛馬の成績：８．４．６．２１