パシフィスタ出走結果「これで変わってほしいが…」

11日の新潟競馬では3番手につけ道中を進めるが勝負どころでの反応が鈍く、何とか鼓舞して粘ろうとするが9着。

 

「流れに乗せるポイントのひとつと思い調教師に相談してスタートの練習をしておいた分、少なからず反応を示してくれました。それでまずまずの形でレースを運ぶことができました。脚があれば勝負どころから外へ持っていくことを考えていたのですが、仕掛けた時の反応から内へ行く判断にして、必死に鼓舞していきました。しっかりと伸びるというほどの脚を使うことはできなかったものの、それでも踏みとどまって何とか頑張ろうとしてくれていました。過去のレースを見ていると今回初めて形になったのかなと思いますし、幼さが少しずつ抜けてくれればという気持ちはあります。ただ、最後は喉が苦しかったですね。鳴っているというよりDDSPの音です。最後はそれで辛くなっていました。気持ちの成長、体の成長、そして呼吸器系統の成長を待ちたいところですが、残り期間が短いだけにどこまで変わってくるかという印象です。能力がないわけではないので、何とか変わって欲しいです」(西田騎手)

 

「1度使って体は良くなっているくらいでしたし、あとは条件をガラリと変えてみて少しでもいい形でレースできればと思っていました。ゲートでは前走のように鳴いていたそうですが、ジョッキーがうまく対応してくれ無理なく3番手につけることができましたし、これまでの中で一番いい競馬ができましたよね。流れが変わり出した勝負どころではなかなかスッと動けずにもがいていましたが、そこもジョッキーがビシッと対応してくれて何とか喰らいつこうとしていました。結果に大きな変化はなかったかもしれませんが、内容に前進はあったように思います。まだ子供っぽさがありますが、今日ジョッキーが教えてくれたことを吸収して成長してくれたら嬉しいですね。ただ、気になったのは喉のことです。これまでは音がしたとしても影響を及ぼすほどではなかったのですが、今日は結構気になったとのこと。3戦ともジョッキーが違うので正確な比較こそできませんが、話を聞く限り今日は結構キツかったみたいです。過去2戦は苦しくなるほど走っていなかったからそこまで目立たなかったのかもしれませんね…。これが喘鳴症であればまた話は違うのでしょうが成長待ちになるDDSPなので、うまく付き合っていくほかないですからね…。違った形で悩ましさは残りましたが、経験としては今回が一番いいものになったと思うので、その点で前進を見せてくれることに期待をしたいです」(中川師)

 

前走は回ってくるだけになりましたので気持ちを引き出すために放牧に出さずそのまま競馬へ向かうようにしたところ、条件が変わったこと、鞍上が繊細かつ鼓舞するように強く接してくれたということもありこれまでと違った形で前半を進めることができました。さすがに最後は粘るのが精一杯でしたが、内容には大きな変化が見られたように思います。ただ、ハードな競馬をしたからか、息遣いが良くなかったからか最後は余力がなくなってしまったということでしたので、レース後のダメージをまずしっかりと確認して今後をどうしていくか検討していきます。

 

コメント:これまでの内容からも、スパルタに攻めて変わり身を探って欲しかったので、今回の西田騎手の騎乗は好印象。初めて競馬に参加した格好になりました。それでも勝ち上がるには程遠い内容で、今回の競馬を機に走ることに前向きになることを期待したいところです。

 

評価:★☆☆☆☆

【2019年】愛馬の成績:4.3.6.14