リスグラシュー出走結果。「自分の競馬で付き合う必要なし!」

29日の東京競馬ではまずまずのスタートから道中は中団を追走。直線半ばで抜け出すと2着馬の追撃を振り切って見事に優勝。


「レース前は少しテンションが高かったのでそのあたりがどうかなと思ったのですが、いざ競馬に行くと自分のペースでリズム良く進めることができました。直線で抜け出してから内にササるようなところはありましたが、それだけまだ余裕があるということですし、これからさらに良くなってくるでしょう。跨がった感じから距離はもっと延びても問題なさそうですし、一瞬の脚はいいモノを持っている馬なのでこの先も本当に楽しみですね。今日はありがとうございました」(武豊騎手)


栗東を出る時はプラス体重で送り出すことができたのですが、結果的にマイナス4キロだったのでその点が心配でした。ジョッキーが言うようにちょっとフラフラするようなところはあったし、体もまだまだ成長途上。そんな中でしっかりと勝ち切ってくれるのですから能力の高い馬ですよ。この後はあくまで状態次第にはなりますが、一度放牧に出してから阪神JFを目標にするつもりです」(矢作師)


重賞挑戦となる今回は東京への輸送もあったせいか馬体重を少し減らしていましたが、決して悪くない状態で競馬に向かうことができました。体やテンションの維持が課題であるように心身ともにまだ成長途上ではあるものの、そんな中で見事に勝ち切るあたりはやはり素質の高い証拠と言えるのではないでしょうか。この後はいったん放牧に出してリフレッシュさせ、コンディションに問題がなければ阪神JFを目標にしていく予定です。


コメント:なんと言ってもポイントは、ペースが落ち着いたところで上がって行ったところ。武騎手の勝利ジョッキーインタビューでも「ペースが落ち着いたんで、付き合う必要ないと思った」この言葉にヨシッと思いました。抜け出す脚にも見どころがあり、正直、距離が短い印象でしたが、この競馬ができるのであれば阪神JF(GⅠ)でも十分勝ち負けを期待できます。あとは馬体重が、もう少し増えて欲しいところ。


評価:★★★★★

今年の愛馬の成績:8.2.4.31