クレッシェンドラヴ オールカマー(GⅡ)結果「不完全燃焼…」

揃ったスタートから、道中は中団を追走。勝負所より進路がなく一旦後方まで下がったものの、残り100mだけで盛り返し、結果5着での入線となっています。

 

「今日はメンバーがメンバーでしたから、挑戦者の立場で。スタートを出てくれましたので、ちょっと好位で競馬を進めてみました。レイデオロが動いて行った時に一緒に上がって行かなかったのは、今の軽い芝で動いて行ってしまうと結構な脚を使うことになり、終いで止まってしまう恐れがあったから。実際、レイデオロは最後で止まっていましたしね。こちらはひとつ我慢して、末脚を伸ばす競馬。前が開かずに窮屈になってしまいましたけど、それでも盛り返してくれたように、個人的には収穫のあるレースだったと思います。以前はこのような競馬ができませんでしたが、今日みたいに好位で我慢させて末脚を伸ばすレースができるとなると、さらに競馬の幅が広がり、戦いやすくなってきます。これだけ差のない競馬ができているのですから、確実に力をつけていると思いますし、ここまできたら何とか重賞のタイトルを獲らせてあげたいですよね」(内田騎手)

 

「着順はともかく、このメンバー、この斤量でこれだけの競馬ができたというのは、内容あるレースだったと言えるでしょう。結果ウインブライトが伸びあぐねたことにより、前が詰まってしまいましたが、あれがなければもっと際どい競馬になったと思いますし、頑張って走ってくれました。今日のような競馬ができれば、様々なレースに対応しやすくなってきます」(林調教師)

 

◆勝ち馬のペースでレースを運ばれてしまった上に、ウインブライトが伸びあぐねた分、直線で進路を立て直す大きなロス。それを考えれば、ラスト100mだけでよく盛り返してくれました。消化不良な競馬になったのは非常に残念ですが、今後にチャンスが広がる収穫があったのも事実ですので、「まずはレース後の様子をよく確認しながら」(師)、改めて重賞獲りに向けての照準を定めていきたいと思います。(HTC)

 

コメント:正直、内田騎手のコメントは自分には響きません。若駒に騎乗しているかのようなコメントで、今まで何を感じていたのか疑問です。このレースはGⅡで、賞金も多いです。もう少し勝ちに行く積極的な騎乗を見せて欲しかった。あの不利の中、直線での最後の伸びは、間違いなく重賞を獲れる器だと感じました。それだけに、1月の迎春Sと似たような不完全燃焼の騎乗を見せられ、不安な思いも増しています。

 

評価:★★☆☆☆

 【2019年】愛馬の成績:8.5.8.27