リスグラシュー コックスプレート(GⅠ)優勝!「本当に逞しい!」

26日のムーニーバレー競馬では道中は中団後ろからレースを進める。少しずつポジション上げて2番手で直線を迎えると、ゴール前できっちりと相手を捉えて優勝。

 

「最初のコーナーではペースが速いと感じましたが、無理に行かせるよりもと思い、折り合いに専念してリズム重視で進めました。ちょっとポジションが後ろだと思いましたが、この馬の能力は理解していましたし、自信を持って乗っていたんです。4コーナーで外に出してからは素晴らしい反応と瞬発力で、勝つ自信がさらに沸いてきました。日本で乗せていただいた馬に再び跨がらせていただき、オーストラリアでも結果を出すことができ光栄に思います。これも応援してくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました」(レーン騎手)

 

「ここまでの調整は順調でしたし、この馬には頭が下がる思いです。コックスプレートは勝ちたかったレースだし、結果を出すことができて嬉しいです。この後は馬の状態次第にはなりますが、暮れの有馬記念を視野に入れていきます。会員の皆様、今日はありがとうございました」(矢作師)

 

初めてのオーストラリア遠征でしたが、調整自体はすこぶる順調で、あとは結果を待つのみでした。道中は後ろの位置取りで少しヒヤッとしましたが、直線ではしっかりと伸びて見事に初の海外G1制覇。帰国後は有馬記念を視野に入れていきますが、出走の際は今の勢いそのままに連勝を飾りたいものです。会員の皆様、この度は誠におめでとうございました。

 

コメント:正直、予想外の道中の位置取りから厳しいと思いました。しかし4コーナーでのスピードの違いを感じさせる反応から、リスグラシューの能力が抜けていると実感し、着差以上の実力の違いを感じました。コックスプレートに正式に参戦が決まってから、休み明け、斤量、トリッキーなコースと不安材料もありましたが、それを全く感じさせない走りに、本当に逞しくなったと感慨深いものがあります。当初は見送ったコックスプレートに参戦を決定して最高の結果をだしてくれた矢作調教師、レーン騎手をはじめ関係者の皆様に、この場を通じてお礼を申し上げます。

 

評価:★★★★★

【2019年】愛馬の成績:10.5.9.31