クルーガー 札幌記念(GⅡ)出走結果。「もう少し勝負に拘れ…」

18日の札幌競馬ではスタートは上手に出たが、他馬に外から寄られて後方で控える形になる。道中はスムーズに進められたが、直線で追い出してからは差を詰められずに8着。

 

「スタートして位置取りは少し後ろになりましたが、4コーナーまでの雰囲気は悪くありませんでした。ただ、そこから直線でどれだけ伸びてくれるかというところだったのですが、シュッと離されてしまいましたね。洋芝の適性はあると思うのですが、硬い馬場よりはもっと力を要する馬場の方が良さそうです。いい競馬ができず申し訳ありません」(丸山騎手)

 

「スタートして外の馬が寄せてきたことで、いったん下げざるを得ない展開になり、ポジションが悪くなってしまいましたね。それでも最後は勝ち馬の後ろからついて行ければと思ったのですが、残念ながらそこまでの脚を使うことはできませんでした。この後についてはいったんNF空港へ放牧に出し、しっかりと状態の確認を行ってから判断することになりますが、春同様に今秋もオーストラリアへの遠征を視野に入れていくつもりです。あくまで馬のコンディション次第となりますので、まずはレース後の疲れをしっかりと取ってもらいたいと思います。今日は申し訳ありませんでした」(高野師)

 

勝負どころでは勝ち馬の後ろで手応えも悪くないように見えたのですが、そこから思うように脚を使うことはできませんでした。それでも強いメンバーを相手によく頑張ってくれていますし、もっとうまく流れに乗れれば巻きかえせるはずです。秋はオーストラリアへの遠征も視野に入っていますが、まずはレース後の状態をしっかりと確認した上で具体的なスケジュールを組み立てていきます。

 

コメント:このメンバーではどんなにうまく騎乗しても、勝ち負けは無理だったかも知れませんが、もう少し勝負に拘った騎乗をして欲しいです。せっかくスタートを決めたのに、これといった主張もせずに外の馬に楽にポジションを取られているあたり、ただ摑まっているだけで考えて騎乗しているとは思えません。勝ち馬と位置取りは大きくは変わりませんでしたが、勝ち馬との差も能力だけでなく、騎乗の差も大きく出た印象。GⅡのレースでは、コース形態を踏まえても、そんなに楽な競馬はさせてもらえません。次走はコックスプレートを予定していますが、リスグラシューが正式に出走を決めたことで、勝機は大きく下がった印象。

 

評価:★☆☆☆☆

【2019年】愛馬の成績:8.5.7.25