リスグラシュー秋華賞出走結果。「悔いなし!」
15日の京都競馬ではまずまずのスタートから中団後方を内々でじっくり追走。向こう正面からジリジリポジションを上げて直線は外目に持ち出すとしっかり伸びて2着。
「惜しかったですね。馬の癖をしっかり考えて乗って、スタートもうまくリカバリーできましたし、この馬のレースはできました。どこか『こうだったら良かった』と悔やむところもなかったし…。うーん…。とにかく残念です」(武騎手)
「残念な結果でしたが、馬はほんとうによく頑張ってくれています。力があるのは間違いありませんし、馬体をチェックして問題ないようなら、このままエリザベス女王杯を目指したいと考えています」(矢作師)
内々でじっくり脚を溜め、ロスなく進出して直線勝負に持ち込む理想的な競馬でした。悲願達成はなりませんでしたが、これで3度目のG12着と、トップクラスの力を持っていることを改めて示しました。昨年夏のデビューから一度も掲示板を外さない堅実さは、"強い3歳牝馬"と言われるこの世代でも特筆すべき能力です。すぐにチャンスはくるはずですから、しっかり見守っていきたいと思います。
コメント:正直、京都の小回りコースで、どのように騎乗するのか不安の方が大きかったです。しかし、4コーナー手前での仕掛けは完璧だと思いましたし、この騎乗で負けたのなら悔いはありません。勝ち馬との差は馬場や、外を回って勝ちに行った分等ありますが、これも競馬。これでGⅠ2着は3回目となり、本当に安定した成績を残してくれました。ソウルスターリングに負けた、阪神JFとオークスは完敗の印象でしたが、桜花賞と秋華賞は運にも見放された印象。世代トップクラスの力は証明済みなので、GⅠの勲章を取りたいものです。
評価:★★★★★
今年の愛馬の成績:1.9.9.43