ディアンドル スプリンターズS(GⅠ)結果「この経験を活かして…」

9/29(日)中山11R スプリンターズステークス(GⅠ)〔芝1,200m・16頭〕13着[4人気]

 

五分のスタートから、押し出して好位を狙います。道中追い通しで3コーナー付近から徐々にポジションを悪くすると、直線に入っても伸び脚が見られないまま後方でゴールしています。

 

藤岡佑介騎手「課題であったスタートに関しては、しっかり克服してくれたことで、逃げたモズスーパーフレア以外とは遜色の無い出だったと思います。また、今の中山の馬場のことも意識して、積極的にポジションを取りに行ったのですが、終始内からも外からもプレッシャーを感じてしまい、周りに気を使った走りで手応えが悪くなってしまいました。それでも3コーナーくらいまでは何とか我慢はしてくれており、この馬なりに抵抗は出来たのですが…。恐らく促さなかったら、ズルズルと後退して、よりポジションが悪くなっていたでしょう。それにハミ掛かりが良い方ではありませんから、あのような競馬になったことで、勝負所でも伸びてはくれませんでしたね。今日は経験不足がモロに出てしまった競馬だと思いますので、この経験が良い方へ向いてくれればと思います。そして、一線級のメンバーと戦うのであれば、もう少し距離はあっても良いと思いますよ」

 

奥村豊調教師「ゲートに関しては上手く出てくれましたが、追走に余裕が無くなってしまい、今までのようなスピードを活かした競馬が出来ませんでした。一線級のメンバー相手ですと、ペースが厳しいのでそう簡単には取りたい位置を取らせてくれませんね。それでも、輸送によってテンションが上がることも無ければ、GⅠレース特有の雰囲気に飲まれたりすることはありませんでしたから、精神面は特に問題なかったと思います。ここまで1,200mのみ拘って使ってきたものの、ジョッキーはもう少し距離が延びても良いとのことでしたから、次走は距離延長も含めて考えていきたいですね。まずはトレセンに戻って馬体を確認させていただきます」

 

コメント:以前から指摘していた距離適性、経験不足を露呈したカタチになりました。それでも未知の魅力と中山適正で期待はしていましたが、一流のスプリンター相手では全く出番はありませんでした。好スタートをきりましたが、他馬のスピードに戸惑っている感じで、全くリズムに乗れずに終わりました。騎乗からも「もう少し距離はあっても良い」との発言もあり、距離延長を試して欲しいところ。能力はあるだけに、今回の厳しい経験を活かし、その能力を発揮できる条件での巻き返しを期待します。個人的にはマイルCS(GⅠ)を狙って欲しいところですが。

 

評価:★☆☆☆☆

 【2019年】愛馬の成績:8.5.8.28