ディアンドル 京都牝馬S(GⅢ)結果「僅かに前進したが…」

2/22(土)京都11R 京都牝馬ステークス(GⅢ)〔芝1,400m・17頭〕10着[15人気]

 

好スタートから中団外目を追走します。3コーナーを過ぎたあたりから追い出しに掛かり、最後の直線で大外に出してジリジリ脚を伸ばしましたが、上位馬には及ばず10着でゴールしています。

 

藤岡佑介騎手「昨年のスプリンターズステークスの時より行きっぷりが良くなっていましたし、力を付けたことでゲート内でもしっかり立てるようになっていました。上手く流れにも乗って行けましたし、道中の感触は良かったです。ただ、3コーナー手前で内から寄られるとスッと外へ逃げたり、頭を上げたりするところがありましたね。それでも最後の直線ではバタッと止まることはなかったですし、ジリジリ脚を伸ばしてくれたので、中間の調教の成果が出ているのかなと思います。そこまで切れる脚を使える馬ではないので、1,400mぐらいの距離でスッと好位に取り付けて、揉まれない位置でレースをするのがこの馬の競馬の形だと思います。成長している分、我が強くなってきているのかもしれませんが、レース慣れして上手く嵌ってくるようになれば、結果にも繋がるようになるでしょう」

 

奥村豊調教師「1~2週間で改善できるほど甘くないのは承知の上でしたが、今後に繋がるレースが出来たのかなと手応えを感じました。着順ほど負けていませんし、それにバッタリ止まることもなかったですから、今後も同じような調教を続けていけば、勝負どころでも置かれることもなく、スムーズな競馬が出来るようになるはずです。気持ちが折れていないことも分かりましたし、短い期間で馬自身も理解してくれましたから、今後も牧場サイドと連携を取りながら、良い頃の走りが見られるように努めていきたいと思います。この後はトレセンに戻って馬の状態を確かめたうえで検討させていただきます」

 

コメント:今後の為にも逃げるか、抑え込んで差す競馬を試みて欲しかったところですが、スタートが良すぎたこと、馬場を考えたら、今回はもう少し積極的に騎乗しても良かったと思います。勝負所でポジションを落とすのは変わりませんでしたが、そこからズルズルと下がることなく、食らいついて走れたことに、やはり1200mの息の入らない競馬は合わなかったと実感。着順ほど負けていないのは救いですが、これで今後に光が見えたとは思えないのも事実。個人的には牝馬限定のレースを中心に使って欲しいところ。阪神牝馬S(GⅡ)→ヴィクトリアマイル(GⅠ)が理想ですが、脚質は差しへとの変更が必須だと思います。

 

評価:★☆☆☆☆

【2020年】愛馬の成績:1.0.1.9