クレッシェンドラヴ 有馬記念(GⅠ)出走結果「悔いなし!」

互角のスタートから、道中は好位集団の中。ラスト3~4角でやや遅れを取ったものの、直線で外に持ち出されるともうひと頑張りを見せ、結果8着での入線となっています。

 

「やりたい競馬は出来ました。直線に向いてオーソリティが早めに下がってきたことで外に出すロスはありましたが、そこから脚を使ってくれましたからね。まだ楽しみがある馬だと思います。小回りのこういう競馬であれば、2500mの距離も持ちそうです」(坂井騎手)

 

「内々でタイトな競馬を強いられるなか、鞍上がうまく乗ってくれましたし、馬もよく頑張って走ってくれたと思います。内枠を利してこういう競馬ができれば2500mでも対応できそうですよね。東京の2400mよりは中山の2500mのほうが向きそうな感じ。ただ、ここでいきなりG1だったとしたら、果たしてどうだったのか。ジャパンCを使った経験も活きたのではないでしょうか。上位組ともそこまでの大きなタイム差はなかったですし、この出走もまた良い経験になったはず。今日のようなレースができれば、来年もまた楽しみです」(林調教師)

 

◆G1レースゆえに勝負所でややモタつく場面もありましたが、初騎乗にもかかわらず鞍上がうまく立ち回ってくれましたし、最後の直線ではもうひとつギアを上げての素晴らしい走り。来年に向けて、さらに展望が広がる良い経験を積むことができました。なお、このあとは、「このまま年内は厩舎で様子見を行い、年が明けてから一旦放牧に出す予定」(師)になっています。(HTC)

 

コメント:着順こそ8着と決して褒められたものではありませんでしたが、最後の直線を力強く走っているクレッシェンドラヴの姿には熱くなるものがありました。これが年末の大一番、有馬記念の魅力というか、本当に出走できて良かったと改めて思いました。勝負所での位置取りをもう少しうまく捌けていればと思うところはありますが、悔いはありません。正直、加齢による衰えを感じていましたが、条件さえ整えば、まだまだやれそうです。この経験を糧に2021年は更なる活躍を期待したいところ。目標は2年連続で有馬記念出走です!

 

評価:★★★☆☆

【2020年】愛馬の成績:7.2.2.36