エルマンボ出走結果。「引退ありきの出走…」

16日の中京競馬ではスタート後に押していくも行き脚つかず中団のインコースを追走。直線は外に持ち出してジリジリ脚を使うが8着。


「砂を被ると嫌がるようなところがあるみたいなので、厩舎サイドからはできれば前々でスムーズに進めてほしいと言われていました。あまり進んでいかず道中は中団の位置取りになりましたが、向こう正面あたりで前の集団との距離が離れて進路ができたので、外を回していこうと思ったんです。ただ、スタート直後と同じで促してもなかなか進まないんですよね…。それでも直線もピューッと切れるような感じではないものの、ジリジリとは脚を使えているようにバテないスタミナはありますから、外枠から早めに進出するような競馬ならもっとやれたはずです。せっかくお声をかけていただいたのに申し訳ありません」(酒井騎手)


ジョッキーが促してもなかなか進んでいこうとしませんでしたが、最後までバテずにしぶとく脚を使ってくれていました。今日は長い休養明けの一戦でもありましたから、今後の上積みにも期待したいところです。ただ、トモに弱さのある馬ですし、ましてや暑い夏場でもありますから反動が心配であるのも確かです。この後につきましては、まず馬の状態をよく確認してからどうしていくか検討していきます。


コメント:このレースを最後に引退の報告がありました。これ以上、この状態でこの厩舎にいても結果が伴わない印象でしたので、転厩という選択肢がないのなら納得の決断。レース内容も休養明けの大型馬にしては、それほど悪くもなく継続して適したレースに使うことが出来たら、このクラスでも好走を期待できそうな感触を掴めたので、引退よりも転厩という選択をして欲しかったです。本音は、2年前に向いているとは思えない小倉を2回使ったあたりでの転厩の決断がベストだと思いました。当初はデビューすら危ないかもと思っていた本馬でしたが、能力の高さでオープンまで上り詰めた雄姿を、もう少し見てみたいと思わせたレース内容だっただけに残念です。


評価:★★☆☆☆

今年の愛馬の成績:1.6.7.31