クレッシェンドラヴ出走結果。「鈍足…」

差のないスタートから、前半は後方集団の一角。向正面よりいったんは好位まで押し上げましたが、直線まで持続せず、結果10着での入線となっています。


「今日はスタートこそ出てくれたものの、全然ハミを取ってくれないため、前半は無理せず、この馬のリズムで。ただ、向正面を迎えてハミを取ってくれたものですから、もしかしたらこれで変わるかと思い、少し強引でも仕掛けて行きました。ダート競馬で道中のペースが緩い分、好位まで上がって行けましたが、そこまでとなってしまいましたね。初めてのダートということもあり、キックバックに反応するようなところもありましたが、それよりも周囲を気にしすぎる点が課題。内から寄られたら外に逃げようとするなど、とにかく走りに集中してくれなくて…。それゆえ稽古のような走りにならないというワケ。こればかりは慣らしていくほかありません。実際3回目でゲートを普通に出るようになりましたし、これで前半から好位につけて行けるようになれば、もっと楽に競馬ができるはず。他馬を気にする面も使いつつ良くなってくれればと思います。芝でもやれますが、道中のペースが遅い分、現状ではダートの方がイイのでは。いずれにせよ、距離はある程度あった方が良さそうです」(蛯名騎手)


「鞍上はダートがイイと言っていますが、芝・ダートというよりは、むしろ距離。余裕が生まれる比較的長めの番組を使いつつ、慣らしていくしかありません。ただ、このまま何もしないでレースに行くよりは、そろそろ馬具の手助けを借りた方が良いのかも。次走はチークピーシズを着けてみることも考えます」(二ノ宮調教師)


◆実戦形式では周囲を気にしすぎてしまうため、なかなか稽古での良さが活きてこない状況ですが、スタートを出てくれたのはせめてもの救い。集中力に関しても、こうやって経験を重ねていく中で段々と慣らしていき、今後は馬具の力も借りながら高めていければと思います。なお、このあとは、週明けの馬の回復具合と相談をしながら。特に問題がないようであれば、適度にレース間隔をあけた上で、中距離以上の番組への続戦を検討していく予定です。(HTC)


コメント:スタート後、好位を取れるスピードも無い、直線で速い脚も使えない…。競走馬としては致命的な欠点を抱えている現状では勝ち上がりを期待するのは酷な印象。調教の良さをレースで生かせるようになれば、少しは期待もできますが、スピードの絶対値が足りない感じなので、勝負は来年の北海道シリーズの芝2600mか…。


評価:★☆☆☆☆

今年の愛馬の成績:9.4.4.38