サードシアター出走結果。「２着も厳しい内容…」

６日の門別競馬は最後方を追走し、勝負どころから早めに動いて追い上げていく。直線は勝ち馬との追い比べになったがわずかに及ばず２着。

「この馬の特徴を頭に入れながらレースを運びました。また、今週は雨の影響でかなり馬場が重たく、また時計も非常にかかりやすい状況でした。内側がまったく伸びないけれど、おあつらえ向きと思って動くと最後に止まる傾向でもありました。前半は温存していい形で直線へ向かえたと思ったんですけれどね。結果的にはもう少し溜めていれば最後にもうひと伸びして差し切れていたのかもしれません。指名していただいた期待に応えたいと思っていたのですが、いい結果にならなくて申し訳ありません」（服部騎手）

「いや〜、あそこまで行けば勝ちたかったですよね。朝、美浦の調教を見てから北海道へ入って門別まで勝つつもりで来たのですが、悔しい。でも、いい競馬だったのは間違いないですね。そしてジョッキーも巧い。現在、門別の獲得賞金ナンバーワンジョッキーの手腕に期待して依頼したのですが、さすがです。正直、最終調整後からちょっと硬さを感じられるようになり、パドックを見てもコツコツした歩様が目立っていたように思えました。それだけにどれだけやれるかと心配もあったのですが、時計がかかる馬場はいいのでしょう。ジョッキーも内に入るとまったくダメということがわかっているから敢えて後ろから行ったのもあったようです。“切れるタイプではないから”と事前に言っておいたので少し早めに仕掛けてくれたのですが、結果的には早く動いた分だけ最後は甘くなってしまったのかもしれない。ん〜、やっぱり悔しい。ただ、内容を見るとここの馬場はこの馬にとっていいでしょうね。このあとはいったん函館競馬場へ戻って様子を見る予定です。可能ならばもう一度門別へ連れてきたいとも考えていますが、必ず使えるものではありませんし、スケジュールなどの兼ね合いもあります。難しい状況になるようであれば函館競馬も考えます。いずれにせよ、まずは何よりレース後の状態を見なければいけませんから、番組と状態を照らし合わせながらどういった調整過程で次走へ向かうか決めていくつもりです」（鈴木伸師）

最後は力の入る叩き合い。満を持して臨んだ交流戦でしたが、残念ながらあと一歩及ばず悔しい敗戦となりました。コースを熟知した鞍上の好リードもあったのでしょうが、この馬自身のレースの内容は良化しています。可能ならば再度門別戦を狙いたいと考えていますが、交流戦だけに必ず使える保証もありません。レース後の状態次第では放牧を挟むこともありえますし、まずは函館競馬場で状態を確認した上で続戦か立て直しを図るかを判断する予定です。

コメント：中央の５００万クラスで戦うことを考えたら、突き抜けて欲しかったのが本音。しかし、道中はあのポジションで大丈夫なのか不安でしたが、コメントにもあるように騎手が馬場等、熟知していたのでしょう。タイムの掛かる馬場の方が、やはり向いているのは分かりましたので、中央・地方問わず好条件のレースを選択して、勝利を目指して欲しいものです。

評価：★★☆☆☆

今年の愛馬の成績：３．８．５．２８