シュクルノアール メイクデビュー!「強気な競馬で!」

10月22日(日) 京都5R 2歳新馬 (混) 芝2000m 8頭 C.ルメール(55.0kg) 発走12:25

 

辻野泰之調教師「先週にC.ルメール騎手を背にしっかり時計を出しているので、18日は疲労が残らない程度に坂路コースでサッと時計を出す程度に控えています。全体が56.0秒で、ラスト1ハロン12.8秒のタイムを馬なりでマークしており、古馬3勝クラスの馬よりも、手応えはシュクルノアールの方が良かったですよ。まだ全体的にメリハリがなくて、幼い部分が目立ちますが、それでいてしっかり動けるのですから、良いものを持っている馬だと思います。こちらの感触としては、使いつつ良くなるだろうなというイメージでしたが、先週のジョッキーの感触はとても良かったですから、何かしら感じるものがあったのでしょう。キタサンブラック産駒ということで、ビュッと切れるというよりは、良いポジションに付けて長く脚を使うタイプだと思いますし、ジョッキーもそれを踏まえて騎乗してくれるはずなので、初戦から良い走りを期待したいところです」

 

コメント:1週前追切りでルメール騎手が騎乗しており、期待の高さが窺えます。それなりに感触も掴んでいると思われるので、ルメール騎手の手腕を期待したいところ。少頭数ということもあり、ここは騎乗込みで強気に押し切るレースが見たいです。

 

期待値:★★★★☆

ピュアスマイル メイクデビュー!「遠征後のダメージ不安…」

22日の東京競馬(2歳新馬・芝1800m)に北村友騎手で出走いたします。

 

18日は栗東CWコースで追い切りました。「先週は金曜日に坂路で52秒9-12秒7を出したのですが、なかなか手前を替えてくれませんでしたし、時計は出ているけど器用さが感じられず、中身がまだなのかな…と思えたんです。ただ、今朝CWコースでの追い切りは5ハロンから68秒6、ラスト1ハロンは11秒9という計測で、今日はちゃんと手前を替えて、上手に走ることができていました。少しずつ体力も付いてきて良化を感じる状況なので、このタイミングで一度実戦に使おうと思い、今週日曜日の東京芝1800mに北村友騎手で向かわせていただきます。まだこれから良くなってくる部分もありますが、まずは初戦でどのような走りを見せてくれるか楽しみです」(安田翔師)

 

コメント:急遽、今週の出走が決まりましたが、小柄なタイプだけに東京まで遠征するのは疑問。しかも多頭数競馬で、色々とレース後のダメージも気がかりで不安の方が強い一戦になります。それでも強力な相手はいない感じなので、上位での入線を期待したいところ。

 

期待値:★★★☆☆

キラーアビリティ 富士S(GⅡ)出走!「距離疑問も東京は魅力」

21日の東京競馬(富士S・芝1600m)に横山武騎手で出走いたします。

 

18日は栗東CWコースで追い切りました。「今朝はCWコースで追い切りました。3頭併せで外から先行し、直線は楽な手応えのまま2頭に先着という内容で、全体80秒6、ラスト1ハロン12秒6という計測です。跨った団野の話では『メンタル面で落ち着きを感じました。道中はいいところでハミを取って直線は自分から体を起こし、左右差もなくしっかりと走ることができていました』と伝えてくれました。時計は予定よりも少し速くなりましたが、最後までしっかり動けていたと思いますし、馬の具合は非常に良さそうですから、あとはマイル戦に行ってどういう競馬を見せてくれるかですね」(斉藤崇師)

 

コメント:個人的にはマイルは疑問というのが本音。毎日王冠の1800mから始動して、その内容次第で天皇賞に行くのか、マイルチャンピオンシップに行くのか、それ以外のレースを選択するのかを決めて欲しかったです。それでも中日新聞杯での決め手から、東京コースは魅力で変わり身を期待したいところ。

 

期待値:★★★☆☆

ルージュラメンテ出走結果「踏ん張りきかず…」

9月30日レース後コメント(3着)

 

西村淳也騎手「調教から能力は感じていましたが、気性面に難しいところがあるので、そこだけ心配していました。輸送は大丈夫だったようですが、装鞍で一気にスイッチが入ってしまって、立ち上がるは蹴るはで大変でした。これはマズいかなと思ったのですが、意外にもパドックに入ると落ち着いてくれて、跨ってからもお利口にしてくれましたよ。ゲートの中など怪しい感じはありながらも上手く出てくれましたし、所々で耳を絞って周りを気にはしながらもスムーズに走ってはくれました。追い切りの時から周りを囲まれない方がいいなというのはあったので早めから踏んでいきましたが、思ったよりもギアが変わらず、伸び負けた格好ですね。それでもセンスの良さは見せてくれましたし、まだまだ目一杯の仕上げというわけでもないので、初戦としては良かったと思います。あとは一度使ったことで気性が悪い方にいかないといいですね」

斉藤崇調教師「阪神にいたので実際は見ていなかったのですが、話によると装鞍がかなり大変だったようなので、次からは対策しないといけませんね。初めてのことで気を使った部分はあるかもしれませんが、競馬は上手に走ってくれたのでそこは安心しました。西村騎手もどんな馬かは何度も乗ってわかってくれていたので前の囲まれない好位置を取ってくれましたが、最後は目標にされた分もあると思います。あまりやりすぎると煮詰まりそうで、そこまでビッシリ仕上げていない中で能力は見せてくれたと思いますよ。まだまだ成長が見込めますしね。早めに勝たせたいところではありますが、これでメンタルがどっちにいくかわからないので、この後の様子を見ながら続戦するかリフレッシュさせるか考えていきます」

 

コメント:あの展開、相手関係で負けたのは正直、痛かったのが本音。それでも仕上がり途中でのレースセンスが窺えたのは収穫で、叩かれた次走でどれだけのパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみな面もあります。レース後は放牧になりましたので、次走まで少し間隔が空くとは思いますが、年内出走での勝ち上がりを目指して欲しいところ。

 

評価:★★☆☆☆

【2023年】愛馬の成績:3.3.6.26

ルージュラメンテ メイクデビュー!「入念な乗り込みで!」

齋藤崇調教師「今週も西村淳也騎手に乗ってもらって坂路で時計を出しました。2歳新馬との併せ馬で、最後まで無理することなく併入といった内容でした。追い切り後にジョッキーは『馬場が重くて悪い時間帯だったので、最後は相手の動きを見ながら流す感じでした。仕上がりは良いので、芝の軽くて綺麗な馬場ならしっかり動けると思います』と話していました。そうなると天気が心配になってくるところで、雨だけは降らないで欲しいですね。これまでの調教の感触からは、あまり自分から前に出たがるタイプではないので、先行して抜け出す競馬が理想。何度もラメンテに乗っている西村淳也騎手なら、そのあたりは抜かりないでしょう」

 

※9月30日(土)中山5R・2歳新馬(芝1600m)に西村淳也騎手で出走します。

 

コメント:3週連続で西村騎手が調教をつけているように、ある程度の感触は掴んでいると思います。コメントにあるように、自分から前に出たがるタイプではない…というのには正直、引っ掛かりますが、うまくスタートを決めて流れに乗って欲しいところ。新馬戦だけに、未知数なところも多いので、期待半分不安半分といったのが正直なところですが、西村騎手が入念に調教から騎乗してくれている強みを活かした競馬を見たいものです。

 

期待値:★★★★☆

シュヴェルトリリエ出走結果「前向きな走り」

24日の阪神競馬では道中は3番手からレースを進める。勝負どころから外を回ってジワッと進出し、直線でいったんは先頭に立とうとしたが、上位2頭の決め手が勝り3着

 

「どうしても注目を浴びるのは分かっていましたし、なんとか勝ちたかったのですが、結果を出せず申し訳ありませんでした。瑠星は『レース前から気持ちは入ってしまうのですが、ゲートから道中と乗りやすく、スムーズに進めることができました。息遣いがまだこれからという感じがしましたし、ここを使ったことで次はさらに良くなってくると思います。注目の馬で僕も期待していたのですが、勝たせてあげることができず申し訳ありません』と話していました。ジョッキーの言うとおり、上がってきたときの息遣いなどまだこれからという印象で、実戦を経験した上積みは大きいと思いますから、次はもっと走れていいはずです。そんなに大きな馬ではないので、レース後のカイバ食いなど、状態をしっかり確認してから今後についてまた考えていきます」(矢作師)

 

リスグラシューの初仔ということで、注目を集めたデビュー戦でしたが、残念ながら伸び切れず3着に敗れてしまいました。それでもレースぶりなど悪くなく、一度使ったことによる上積みはありそうですから、次はもうひと押しを期待したいと思います。

 

コメント:正直、追切が1本足りないと思っていた状況で不安もありましたが、走ることに前向きなタイプだというのは感じました。人気馬の中では明らかに小柄な馬体が目立ち、終始テンションが高かったのはマイナス材料も、あの内容であれば2着は確保して欲しかったのが本音。これはジョッキーの差もあったと感じました。1回使った上積みを期待できそうなので、次走はキッチリと決めたいものです。

 

評価:★★★☆☆

【2023年】愛馬の成績:3.3.5.26

ラレイナ 出走結果「見どころなし…」

9月23日(土) 中山12R 3歳以上2勝クラス 牝馬[指定] ダート1800m 横山 武史(56.0kg) 7着 6人気

 

横山武史騎手「跨った時から状態の良さを実感しましたが、地下馬道では結構気負っている様子でしたね。ただ、出来るだけリラックスさせるように心掛けたこともあり、返し馬での走りは気負うことなく良かったです。ゲートの中ではモゾモゾして落ち着かない様子だったものの、ペースが流れたことも良かったのか、走り出してからは折り合いを欠くことなく良い雰囲気でした。ただ、馬群の中での競馬になったことで、勝負どころでの進路取りが難しくなってしまいました。直線で最内を突いてからはよく脚を伸ばしてくれていますが、こちらも上手くエスコート出来なかったのは申し訳なく思います。それでも、最後は切れる脚を使えるようになってきていて、この馬なりに成長してくれているなと感じました」

 

コメント:まったく見どころがありませんでした。勝ち馬はオープンでも十分通用する器だけに、まともに走られたら勝ち目はない…とは思っていましたが、もう少し見せ場を作って欲しかったですね。個人的には中山よりも東京で見たいタイプ。残された時間も短くなっているので、なんとかもう一つ1着の勲章が欲しいものです。

 

評価:★★☆☆☆

【2023年】愛馬の成績:3.3.4.26