ペリファーニア 桜花賞(GⅠ)出走結果「素質見せた!」

9日の阪神競馬では五分のスタートから無理しない形で中団前目につける。そのまま直線へ向くと外目から前を追い一旦は先頭に並びかけたが、最後はわずかに遅れて3着。

 

「馬体重は前走比では減りましたけれど、今週の計測から考えるとほぼ変わらないくらいと言えるもので、前回に続いて今回も輸送競馬に上手に対応してくれました。競馬は見ての通りで、前回ほどスタートから出していかない形でも前目の位置につけて進められていましたね。良い感じで勝負どころから直線へ向かえましたし、伸びてきた時は夢を見ましたよね。いや~残念。結果は3着となりましたが、まだこれからという状態の中でこれだけの走りを見せてくれるのですから、大した馬です。2着馬を交わすことができず3着というのはちょっと痛いですが、大事に育てていければ楽しみです。喉に関しては前回よりは良かったと武史も言っていましたので、ジックリと育てて体力を養っていければもしかするとそこまで不安に思うこともなくなるのかもしれませんね。よく頑張ってくれましたので、ひとまず無事を確認して、それから天栄へ出して少し楽をさせたうえで今後のことを考えていければと思っています」(鹿戸師)

 

前回は素質だけで3着に来たような内容でしたので、さらにレベルが上がる本番は厳しい戦いになるだろうなと覚悟もしていたのですが、こちらの心配をよそに、素晴らしい走りを見せてくれました。結果的には上位2頭に屈する形で敗れはしましたけれど、大きな夢を見せてくれました。前回同様、今回も最後で脚が上がっているようなところがあるので喉の影響は多少なりともあるのかもしれませんが、コメントにもあるように大事に育てていければさらに良くなってくれるのではないかと思います。次走のことも含めまして今後につきましては状態を見ながら検討していきますが、ひとまず美浦に戻し、無事を確認してから放牧に出して一連の疲れを取ることから始めていきます。

 

コメント:直線に向いてから前を捉えに伸びてきたときは「勝てる!」と力が入りましたが、断然人気のリバティアイランド、コナコーストに次ぐ3着という結果になりました。勝ったリバティアイランドには脱帽する強さを見せつけられましたが、正直、コナコーストは差して欲しかったのが本音。それでも現状では納得のいく走りを見せてくれたと思いますし、横山武史騎手の騎乗も満足しています。モーリス産駒だけに、完成はまだ先だと思っている中で、このキャリアでこの内容は本当に先々楽しみでなりません。次走を予定しているオークスは距離克服と喉の影響が課題となりますが、広々とした東京の直線を先頭で駆け抜けるペリファーニアの姿を想像しています。

 

評価:★★★★☆

【2023年】愛馬の成績:1.2.2.10