サードシアター出走結果。「この内容で100点に近いとは…」

16日の新潟競馬ではスタート後のダッシュがもうひとつで後方から。ポジションを上げていって直線へ向かいジリジリと伸びるも5着まで。


「二の脚がひと息でしたし、その後の動きも稽古の時とはやや異なりましたね。終始追いっぱなしになったのですが、それでいて終いも脚をそれなりに使えているし、狭いところにも入れる。普通ならば直線で下がってしまってもおかしくなかったのですが立派な馬です。勝てなかったのは残念ですが、内容は100点に近い評価を与えられるものだったと思います。調教で乗せてもらったときから期待していたのですが、今日の走りを見てもやはり走ってきそうだし、いい馬ですよ。少し息遣いが気になった部分もありますが、しっかりしてくれば楽しみです。真面目だから距離が長すぎるのはあまりいいとは思いませんし、1600〜1800mくらいが良さそうな気がします」(松岡騎手)


「真面目な性格でしっかりと走るから跨った人間は距離が長くなりすぎるのは良くないという話でしたし、再投票してここへ向かいました。しかし、結果からするとちょっと忙しかったですね。それでも、松岡が言うように内容は十分で、走ってきそうなのを確認できた収穫のあるレースだったと思います。普段はおっとりして穏やかな馬なのですが、競馬場に着いてから一変して結構煩かったですね。いつもと違うのを察知したのでしょう。その影響からスタートもやや遅めになったのだと思います。気持ちの変化がいいほうへ活きればいいのでしょうが、苦しくなるリスクもありますから、今後は注意しながら接していきたいと思います。レース後、少しだけ咳をしていたと松岡が言っていました。体調は良かったし、大きな問題ではないのですが、まだしっかりし切れていないことと、この暑い中で走った分もあるでしょうから、このあとは無理をしないでお休みにしてあげたいと思っています」(鈴木伸師)


デビュー戦を無事に迎えることができました。これまでの感触から期待は高まりましたが、稽古の動きとはやや異なった印象で、終始鞍上の手が動くほど忙しさを感じさせるレース内容でした。デビュー勝ちできればもちろん言うことはないのですが、収穫のあったレース内容と言えるでしょう。今回の経験を今後に活かして初勝利を目指していきます。気温が上昇する中、入厩してからデビューまで馬も頑張ってくれました。まだ内臓面や肉体面などしっかりしていない部分もありますし、しっかり疲れを癒してさらなる成長を促すために今後はリフレッシュ放牧に出る予定です。



コメント:パドックではうるさい仕草を見せるも、馬体の感じは良かったですね。スタートダッシュが悪く、追っつけどうしでしたので、この距離はやはり忙しい印象。もう少し、ゆったり走れる距離の方が向いている気がします。
本音をいうとデビューのタイミングを誤ったと思います。6月中旬に坂路で50秒台を出した時がデビューのタイミングだったのではないかと…仮にそのレースで勝てなくても、一回使った上積みで2戦目勝負といった作戦もあるんですけどね…ここを使って放牧ということは、やはり余力がない状態での出走だったのでしょう。
今日の内容を見て、勝ち上がる能力があるのは分かりましたが、管理調教師に不安があるのが露呈されたレースでもありました。
それにしても、松岡騎手のコメント「100点に近い内容」には首を傾げますが…
評価:★★☆☆☆
今年の愛馬通算成績:1.4.4.34