レイリオン出走結果。「明らかな騎乗ミス…」

10日の東京競馬では好スタートを切り先頭に立つ。競りかけて来る馬がおらず楽な形で逃げることができたが、直線での瞬発力勝負に屈して4着。


「今日は楽に行けて道中の走りは力みのない、リラックスした状態でした。ただ、それが結果的に良くなかったようです。いつもは抱えてグーっと来る感じで直線へ向かうのですが、今日はマークが薄くてふわっと乗れたことで、いざ動かし出したときに戸惑ってしまい、ギアをスムーズに替えていけませんでした。普通ならゆったり走らせられて良いと言える道中だったのですが、この馬の場合は怒りながらの走りの方がいいのかもしれません」(三浦騎手)


「楽な形で先頭に立て、前半の入りもゆったりと行けたので今日はいいなと思っていたのですが、いざ直線へ向くともうひとつでしたね…。そのあたりをジョッキーに聞くと楽な展開になったからこそ、ハミをかけずにリラックスした状態で走ることができたそうなんです。ただ、結果的にそれがふわふわしすぎることになり、頭をあげて気持ちが切れかかりそうなものになったようなんです。ひと頃見せていたこの馬の難しさが出たような走りになってしまったと言えるのかもしれません。簡単そうに見えて乗り難しい馬で、そのあたりをジョッキーが上手く乗ってくれていたのですが、今日はマークが薄くなり過ぎた分悪い方に出てしまった印象です。上手くいかず申し訳ありませんが、アプローチの仕方を確認できたのも事実なので、この経験を次に活かしていきたいです」(安田翔師)


楽な形で立ち回れていましたからこれはいいのではないかと道中の走りを見ながら思っていたのですが、この馬にとっては良くなかったようで、ふわっとして戸惑いが生じしてしまいました。その分いざ動かし出した時に瞬時に反応しきれなくなり、直線での伸び比べでモタついてしまったようです。毎回安定して走っていますし、そろそろ勝利をプレゼントしてあげたいと思っているだけに悔しい敗戦となりましたが、今日も大きく崩れていません。引退期間は短くなってきましたが、勝利を目指してまたレースへ向かっていければと考えています。今後につきましてはレース後の状態を見たうえで検討していきます。


コメント:ペース次第では逃げる競馬も理解できますが、問題なのは4コーナーでの位置取り。馬場が悪いと思って直線では外目に出しましたが、結果上位入着馬は空いた内を差して来ました。確かに上りが速い競馬には不安があるタイプだけに、スローに落とし過ぎた感はありますが、4コーナーでの位置取りに触れていないのは騎乗の感性に疑問を感じます。最後も差し返して来た辺り、余力を残した消化不良の競馬になりました。距離を伸ばして成績が安定してきましたが、少々残念に感じるのは騎手の選定。残された時間も短くなってきたので、勝利を意識できる騎手で勝負して欲しいものです。


評価:★★☆☆☆

【2018年】愛馬の成績:8.9.6.39