リスグラシュー ヴィクトリアマイル出走結果。「後ろ過ぎる…」

13日の東京競馬ではスタートを決めて道中は中団待機。直線はひと追いごとに差を詰めるも、最後は勝ち馬を僅かに捉えることができず2着。


「最後まで頑張って脚を使ってくれただけに僅かな差を逆転することができず悔しいです。申し訳ありませんでした。結果的には外枠というのが痛かったですね。もう少し内であれば違った結果になっていたかもしれないだけに残念です。まだチャンスはある馬ですから、次回以降で巻き返したいと思います」(武豊騎手)


「ジョッキーが跨がってからはさすがにちょっと気合いが入りましたが、それまでパドックでは落ち着いて周回することができていました。これまで何度も東京に来ていますが、馬体やテンションなどこっちへ来るたびに成長を感じさせてくれますね。レースは課題であるゲートをしっかりとクリアし、道中も特にこれといった不利もなく進められたと思います。最後もあと少しだっただけに悔しいですし、一番いい結果を出せなかったことは申し訳ありませんが、力のあるところは示すことができたと思いますから、次こそはという気持ちです。東京マイルという舞台はこの馬に合っているのでこの後はもちろん安田記念への出走も視野に入れていますが、雨で悪化した馬場を走った後でもありますし、まずは馬体をよく確認してから判断していきます」(矢作師)


以前に比べると心身の成長は明らかで、パドックでもこの馬としては落ち着いて周回することができていました。いい状態で臨めただけに最後のハナ差は本当に悔しく思いますが、それでも重賞戦線で常に上位争いを賑わせるなど能力の高さは疑う余地がありませんし、何とか念願のG1制覇を期待したいものです。この後についてはまずレース後の馬体をよく確認してから検討していきます。


コメント:阪神JF桜花賞秋華賞に続いて4回目のGⅠ2着になります。桜花賞秋華賞の時は負けたことで悔しい思いもしましたが、満足感があったのも事実。しかし今回の2着は、条件・状態とも絶好だっただけに勝てなかったことへの脱力感の方が大きかったです。上がり33秒を切って負けている訳ですから、やはりポジションが後ろ過ぎです。これは前走の阪神牝馬S(GⅡ)でも言えることで、これでは展開が向かないと勝つことができません。現時点では騎手の変更を望んではいませんが、父ハーツクライが騎手を変えて競馬振りが変わったように、リスグラシューに対するイメージを変えないといけないのかもしれません。次走は安田記念を視野に入れているようですが、個人的には不安の方が大きいです。相手関係・再度の輸送もありますが、仕上げた後の成績が(桜花賞2着→オークス5着、秋華賞2着→エリザベス女王杯8着)イマイチなことから、間隔を空けて宝塚記念に向かって欲しいのが本音。


評価:★★★★☆

【2018年】愛馬の成績:5.3.3.17