イペルラーニオ出走結果。「成長期待！」

５日の東京競馬では中団後方より進めて早めに動かしながら直線へ向かう。ジリジリと伸びるが前にまで迫ることはできず７着。

「輸送に備えての単走追いだったので稽古ではガツンと取らずふわっとするところがありましたが、実戦に行けばやはりそのあたりは違い、気持ちが適度にあってハミを取れていました。東京２０００ｍのコースはややトリッキーなのでまず流れに乗せることを意識して進めて、瞬発力勝負となると分が悪いかなと思ったので少し早めにエンジンをふかしていくイメージで乗りました。さらに気持ちを全面に出して食らいつかせるように持っていきたいと考えて、綺麗に乗るよりも敢えて馬の間に入れていきました。ジリジリと最後まで脚を使っていたように、評価に値する走りを見せてくれたと思います。今日は上位争いまで持っていけませんでしたが、今回のように強い馬たちと一緒に走り、力と自信を付けていければさらに良くなると思います」（内田騎手）

「使ってきている馬なので普通なら前回勝てた後に休ませるところなのでしょうが、やはり会員さんにとってもダービーは大きな夢ですから馬に頑張ってもらって今回チャレンジさせていただきました。結果を残すことができず申し訳ありませんが、それでも最後までよく頑張ってくれたと思います。この経験が糧となり、今後の成長に役立つはずです。しかも、内容が良かったので楽しみが大きくなりましたね。今の時点ではこの後少し楽をさせてあげたいと思っていますが、また走る際は応援のほどよろしくお願いいたします」（矢作師）

使いながら良くなっていましたし、ここはチャレンジ精神で戦いに挑みました。残念ながらいい結果こそ出ませんでしたが、最後まで歯を食いしばって前に食らいつこうとした姿を見て好感が持て、今後が楽しみになりました。レース直後の時点ではこの後お休みする予定になっていますので、さらなる成長を遂げ、再びいい結果を出してくれることに期待したいと思っています。

コメント：結果こそ伴いませんでしたが、得るものがあったのも事実。正直、４コーナーでの手応えから惨敗も覚悟しましたが、前に食らいつく姿勢は本馬のイメージを変えました。まだオープンで競馬をするのは荷が重すぎますが、レースを重ねるごとに強くなるタイプだと思いますので、矢作厩舎はピッタリの印象。この挑戦を糧に、条件戦から着実にステップアップして欲しいものです。

評価：★★☆☆☆

【２０１８年】愛馬の成績：５．２．３．１６