シェリトリンド出走結果。「使いつつ…」

8日の中山競馬ではゆっくりとしたスタートになり後方からの競馬。終始外目を回る形になるが最後までジリジリと伸びる走りを見せ9着。


「想像はしていましたけれどスタートがあまり出なくて後手に回ってしまいました。それにプラスして枠が外目だったので距離ロスが多く余計に苦しい格好になりました。あれが内目の枠であればまだ違ったやり方があったとは思うのですが…。しかし、稽古の時と異なって競馬では良さを見せてくれています。今日は馬自ら体を使って走ろうとしてくれましたし、稽古の時に見せていた難しさというのはあまり感じられなかったです。初めての競馬でまだなにもわかってなかったからなのかもしれませんが、稽古よりも実戦で良さを見せてくれたことはいい傾向のはずです。経験を積みながらさらに良くなっていってくれればと思います。これからの馬のはずですし、変わってきてほしいと思っています」(石橋騎手)


「調教ではなかなか前向きさを見せてくれない難しい状況でしたから実戦へ行って良い面を見せてくれればと思いました。実際のところ、ちょっと後手に回る格好にはなり苦しかったと思いますが、最後まで伸びようとする走りを見せてくれましたし、人馬ともに頑張ってくれたと思います。もちろんこれで良いということではありませんが、不安のほうが大きい中で今後に繋げられそうなレース内容でしたので、この経験をプラスに転じていきたいです。昨年末から乗り込んできて初めての競馬を使いました。馬にはメリハリをつけさせたいとも思いますし、今のところはこのあとケアの期間を取ってからまた次走を狙って行く形を考えています」(国枝師)


NF天栄や美浦トレセンに再入厩してからの様子だと初戦からというよりは実戦を積みつつ変わっていってくれればという状況でした。それなので、今回不安も大きいなかで臨んだことは否めませんでしたけれど、内容は決して悲観するものではなかったのではないでしょうか。最後まで歯をくいしばるような走りを見せてくれましたから実戦を経験しつつ更に前向きになっていってくれることを期待したいと思っています。今後につきましてはいったんひと息入れることを検討されていますが、まずはレース後の状態をしっかりと確認していきます。


コメント:出遅れ、後方からの競馬…。やはりというか、思ったとうりの展開。そのまま後方のままで終わることも覚悟していましたが、途中からは何とか競馬のカタチになりました。能力の片鱗を少しは感じることができましたが、難しいステイゴールド産駒。その辺は使いつつ、良化へと繋げて欲しいところですが、厳しいスタートとなったのも実感。


評価:★☆☆☆☆

今年の愛馬の成績:0.0.0.1