ウォークロニクル「駄目だろ、この調教師…」

14日にゲート練習を行いました。


「地方から帰ってきて競走馬登録だけ済ませて天栄で調整をしてもらっていましたから、復帰前にゲート試験を受ける必要がありました。それでも、キリキリして自分から苦しくなってしまうこの馬の性格を考えて、ある程度態勢を整えてから競馬直前で試験を受けたいと考えていました。先週の後半に軽くゲート練習をした時には大人しく対応してくれたので大丈夫だと思っていましたし、既走馬ですから無理せずサッと受かるという見込みもあったので、今朝受けようとしたんです。しかしながら、今朝ゲートに入れようとしたら、まず入りでゴネてしまいました。それで“ダメだよ”と促しながら教えたところ、そのあとは何とか入りましたが、今度は中でガタガタして、何度も潜ろうとしてしまいました。過去にここまでの様子は見せていなかったと思うのですが、今日は機嫌を損ねてしまったのか、苦しさからそういう態度をとってしまったのか、ゲートで芳しくない素振りを見せてしまいました。そのような状況を見ていた発走員より“レースは控えて、しっかりと練習してほしい”と言われてしまいました。今週の競馬はウッチー(内田博幸騎手)で行ける段取りまで組んでいたのですが、まさかの事態になってしまい申し訳ありません。すぐにでも納得させたほうがいいでしょうから、明日から縛りを入れることも考えていくつもりです。ただ、こういう繊細な性格の持ち主で、体も減ってしまいがちな馬です。もし、改善を図るために練習を積んでいったことで心身ともに苦しくなるようならば、ゲートのメドが立った後に立て直す必要も出てくるかもしれません。もちろん可能ならばそのまま競馬へ行きたいと思いますが、その後の反動も心配ですし、まずはその時々の状態をしっかりと見ながら進めていきます。今週のつもりで楽しみにされていた方も多かったと思うのですが、直前で見送ることになり本当に申し訳ありません」(鹿戸師)


予定していました16日の中山競馬(4歳上500万下・芝1600m)への投票は見送りました。


コメント:中央で勝てず、地方で2勝をあげて中央に戻ってきました。中央の新馬戦では、重賞ウイナーのヤングマンパワーの2着があり、素質は感じていたのですが、体質の問題もあり休養明けのレースで惨敗して地方へ移籍していました。新馬2着の内容と、地方のレース振りからも中央復帰を期待していたのですが…。この厩舎には不安を感じていたので、中央復帰にあたり他の厩舎へ移動しないかなと思っていたので、この幸先の悪さには本当に酷いものです。