グラツィオーソ出走結果。「非力さ感じる!」

28日の中京競馬ではスタート後に二の脚がついて中団からの競馬。リズムやフォームを整えながら勝負するが、直線では伸びきれず11着。


「いい競馬ができなくて申し訳ありませんでした。今日は如何にも初出走という感じでした。騎乗して返し馬のときに馬っ気を出していてキャンターのおろしがけも少しだけバタバタしていました。ただ、ゲートの駐立は落ち着いてこなしてくれました。スタートは飛び抜けて速いというわけではなかったのですが、二の脚は比較的速くて悪くない位置から競馬ができました。しかし、砂を被ると気にしていました。初出走、初ダートなので返し馬の段階から被せてはおいたのですが、ちょっと嫌がってしまいました。落ち着いてからはリズムよく運べるようにと考えていたのですが、3コーナーから内にモタれだしてしまいまして…。直線でも左からステッキを入れたのですが、左へ左へとモタれを見せていたので、肩ステッキを使いつつ修正しながら走らせる形になりました。おそらくですが、初めてで競馬がどういうものかわかっていなかった分、戸惑いがあり、気持ちに余裕がなくなって苦しくなったような感じがありました。この時期のデビューなので致し方ないのでしょうが、緩さもありますし、これからのような気がします。経験を積みながら気持ちも体もいいほうへ変わっていけば内容も良くなりそうです。スタート後の走りから芝もダメではないかもしれませんが、現状では捌きに硬さがあるのでダートのほうがいいのかなという感覚はあるものの、いずれにせよ変わっていってくれたらいい走りをしてくれるはずです」(藤懸騎手)


ようやく叶ったデビュー戦でしたが、初出走ということもあり若さが見られる競馬になりました。しかし、鞍上の感触としては良くなりそうとのことでしたし、馬っぷりも既走馬相手にヒケを取りません。精神面、体力面のケアは入念に行っていかなければいけませんが、適度に使いつつ成長を促していければ変わってきてくれるはずです。このあとについてはレース後のダメージ具合を見ながら判断していきます。


コメント:ジョッキーが言うように、スタートしてからの二の脚は速かったですね。はっきり言って、この点は意外でした。しかし、見所があったのはここまで。4コーナー手前では、すでに手応えを感じず能力不足を露呈しました。中身も伴っていなかったようにも見えたので、叩かれた次走にどこまで伸びしろがあるか…。今日の内容では非常に厳しいと思えたのが本音です。


評価:★☆☆☆☆


今年の愛馬の成績:0.1.2.7