ライロア出走結果。「マイルでも長いか…」

7日の中山競馬ではいいスタートを切って先行集団の外を追走。終始外々を回る形で直線へ向き、いったん先頭にも立ったが最後は交わされて4着。


「申し訳ありません。今日感じたことを一言で表現するならば“難しい”ということになるかもしれません。外に膨らんでいたのは逃げているというより内にいる馬をジーッと見ながら走っているような感じだったからなんです。耳も絞っていたし、無理矢理近づけようとすると反抗して余計に酷くなりそうでしたからあの距離でいきました。あの形で押しきれないかとは思ったのですが、動きが重くてスーッと突き放すことはできませんでした。直線はというと、正直反応がないというかこちらが送っていることをスルーしているという感じで自分が強くなっている印象なんです。人間もそうですが、一度嫌だと強く思うと悪いほうへと寄ってしまいがちだし、そのあたりをうまく阻害しないように接していかなければいけないと思いました。自分なりに感じたことを先生には伝えさせていただきました。今日は新馬戦ですから、もちろん決めつけられない部分もあるでしょうから、いいほうに変わっていってほしいですね」(横山典騎手)


「初めての競馬で輸送も挟みましたからまずは精神状態をいかに保てるかがポイントだったでしょう。そう捉えて競馬へ向かう過程を見ていましたが、装鞍でもパドックでも最初はイライラしていたけれど時間が経つと落ち着いてくるという変化を見せていました。ずっと苦しさを出しているのではなくて馴染んでいいほうへ行っていたのですから傾向としては悪くなかったと思うんです。あとはジョッキーに託しましたが、ちょっと気難しいところを見せてしまっていました。普段の様子だと馬添いが悪いなどの癖は見せていませんが、今日は馬を見て耳も絞るなどもしていたようなんです。難しいところは見せてしまいましたが、初めての競馬としてこの馬の課題も見て取れましたし、今回の経験をうまく活かしていけるようにしたいですね。今後については状態をよく見たうえで考えたいと思っています」(吉田師)


450キロと決して大きな馬体を誇る馬ではないですが雰囲気の良さからここは上位争いをしてくれるだろうという期待を持たせてくれましたし、直線もいったん先頭という力の一端は見せてくれた競馬でした。しかし、そのなかでも課題はあり、粗削りな現状であることから、今後接していくにあたって慎重にやっていかなければいけないことを感じさせてくれた一戦でした。初陣を最良の結果で飾ることはできませんでしたが、鞍上が兄ランザローテのようだとイメージをダブらせるほどの馬ですし、今後の成長ぶりに期待したいと思います。今後に関してはレース後の状態を見たうえで判断していきたいと考えています。


コメント:早めに抜け出し、押し切るかと思いましたが、最後で交わされてしまいました…。前向きな走りから、現時点では1400mまでが適距離だと感じましたが、正直、このメンバーであれば勝ちきって欲しかったのも本音です。当初はダートでと期待していましたが、軽そうな走りと体型からも芝向きだと感じました。本馬には厳しい競馬になりましたが、この経験を次走に活かして結果を出して欲しいものです。


評価:★★★☆☆


今年の愛馬の成績:6.9.5.36

      地方競馬:0.6.0.1