アップクォーク出走結果。「ここまでとは…」

26日の中山競馬では先団に付けて進み、勝負どころから前へ迫っていく競馬をしたかったが、仕掛けてからの反応が良くなく、最後は踏ん張り切れず14着。


「調教に乗せていただいていて具合が悪いとは思いませんでしたし、デビュー前からこの馬に跨り良さを知っていた僕にとって待望の騎乗だったのでとても楽しみにしていたんです。馬場が悪かったので前目で通るところを選ぶような形をイメージしながら進める作戦だったのですが、前半から馬場を気にしてしまって…。最初は少し力むところこそあったのですが、なだめると落ち着いたんです。そのあとは溜めを作っていければと思っていたのですが、それからは却って溜められず馬場に脚を取られ始めました。手綱を持っていられなかったので勝負どころでは少し早めに動かしていかなければいけなくなったのですが、そうすると余計にフットワークがバラバラになってしまって…。トモの緩さがある馬なので、ここまでの馬場だと堪えてしまうのだと思います。こうなるならロスを覚悟の上でスタートから下げて外を回す進め方の方が良かったのかもしれません。申し訳ありません」(吉田隼騎手)


「今回は首、トモの感じも悪くなく、順調に調教をこなすことができまして、まずまずの状態で送り出せたと思っていました。雨予報になり、それもこの馬に向くかなと思っていたのですが、実際は馬場が良くなかったようですね。以前こなしていたから大丈夫だろうと思っていたのですが、そのときは湿っていたくらいで、今日ほどのボコボコした馬場ではなかったからこなせたということなのでしょうか…。それにしてもという気もするんです。前回がまさにそうでしたが、気持ちをしっかりと出して走るタイプなのに、今日はそういったところがあまり見られず、勝負どころではまったく抵抗できませんでしたからね…。もしかすると馬場云々の前に見えない部分で蓄積した疲労があったのかもしれませんから、レース後の状態に異常がないかしっかりと確認しておきます。期待に応えることができず申し訳ありません」(中川師)


この馬にとって恵みの雨になるかと思っていたのですが、結果的には悪くなりすぎたか、フットワークがバラバラになってしまいました。タフな競馬になったことで堪えてしまったのでしょう。致し方ないのですが、ここを突破して欲しいと思っていただけに残念です。今後については未定ですが、まずはしっかりと状態を確認してどうしていくか判断したいと思います。


コメント:内枠を引いたこともあり、道中包まれるのを嫌がったのは分かりますが、気分良く行かせすぎの印象を受けました。正直、このジョッキーで勝てるイメージは沸きませんでしたが、ここまで負けるとも思いませんでした。力はありますが難しいタイプでもあるので、次はきちんと判断ができる騎手でお願いしたいものです。


評価:★☆☆☆☆

今年の愛馬の成績:1.5.1.12