キルシュガイスト出走結果。「目処立たず、引退止むなし…」

13日の中山競馬ではゆっくりとしたスタートになり後方から。後半勝負にかけたがジリジリとした伸びに留まり11着。


「今日は返し馬でまわりに馬がいる状況でしたし、問題なくゲート裏へ向かえましたね。レースではゲートの出がゆっくりになってしまったのですが、促して少しでも離されないように進めました。跨がっていて息遣いが気になるところはなかったですし、終いにかけて何とか差を詰めて行きたかったのですが、最後までバッサリバッサリとした動きで、手前も上手く替えることができませんでした。これだけの馬体ですからなかなか使いこなせていないのでしょうが、まだ競馬をわかっていないところもあって、スタート後に促して一旦溜めを作り、そしてまた最後にがんばるという走りができませんでした。ここまでなかなかスムーズに行かなかったところがあったとはいえ、調教から良さも感じていただけに、結果を出せず申し訳ありませんでした」(吉田豊騎手)


「体調面、脚元含めた馬体面は悪くない状態で送り出せたように思います。前走時の前半の行きっぷりとお兄さんの活躍していた舞台を考えて、ここで勝負をかけました。しかし、スタートでモコモコしてしまい、後ろからになってしまいました。ある程度の勢いがついた時の走りっぷりは悪くなかったのですが、コーナリングのときのスピードがもう一つでしたし、体とストライドの大きさから苦労していたのだと思います。もう少し競馬慣れして心身ともにしっかりしていればもっといいパフォーマンスを発揮できていただろうと思える馬でした。それでも限られた中で何とかしたかったのですが、皆様の期待に応えられるような結果を出せず大変申し訳ありません」(尾関師)


待望のデビュー戦を迎えたのが8月下旬。数少ないチャンスをモノにできるように厩舎、牧場とこの馬に関わるすべての方々の思いが詰まって臨んだ2戦でした。しかし、素質が開花する前に未勝利戦が終了してしまった印象です。心残りはありますが、2戦の内容と結果を踏まえて厳しいと言わざるを得ない部分もあり、尾関知人調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。


コメント:最初からこの距離選択は意外でしたが、やはりついていけませんでした…。能力はありそうな雰囲気は持っていますが、それがいつ開花するのか、本当に開花するのか分からない現状と、この2戦の内容も踏まえると引退の決断も止むをえないでしょう。本馬に関しては、やはり馬体重に尽きると思います。パドックでも一頭だけ別格でしたから…。さすがにここまで大きくなると厳しいですね。


評価:★☆☆☆☆

今年の愛馬の成績:2.3.4.19

出資満足度:★☆☆☆☆