ハイデッカー出走結果。「全てにおいて、厳しい現実…」

27日の新潟競馬ではスタートがゆっくりになってしまい後方を追走するも、直線でも思ったような伸びを見せられず11着。


「今回は気持ちを出せるようにブリンカーを着用していたのですが、返し馬などの感じからそれがいい方に出てくれていそうでしたし、何とかいいスタートを切って前々で運びたかったのですが…。体が大きい馬ですから元々ゲートは抜群に速いタイプではないのでしょうが、隣の馬が少しでもこちらより速かったことで、それを気にしてまわりが落ち着くのを待って出るようなタイミングになってしまいました。道中も後ろから馬が来てつつかれるような格好の時は前向きにはなるのですが、交わされるなどして前に行かれてしまうと、自分から進んで行かなくて…。上手く流れに乗せることができればまた違ったのでしょうが、力になることができず申し訳ありません」(杉原騎手)


ブリンカーが効きすぎると逆効果にもなりかねませんが、返し馬までの感じからは以前よりは気合いが入っていると思えるものでしたし、それを上手く競馬につなげられれば良かったのですが…。ゲートで隣がこちらより速くてそれを気にしてしまいましたし、道中もまわりを見ながらの走りで流れに乗ることができませんでした。これまでの競馬の時もそうだったのですが、気難しい面が出てしまったのかもしれません。休養明けと言うことで楽ではなかったと思いますが、何とかいい結果を出せるように調整してきましたし、会員の皆さんの応援に応えることができず本当に悔しく、また申し訳なく思います」(戸田師)


ここまで勝利を目指して調整してきましたが、ソエや蹄のケアに時間がかかっただけでなく体質面でもしっかりとしきれず、また、集中力を高めるためにブリンカーを着用しても気難しいところを見せてしまい、最後まで力を発揮することができませんでした。ここまでの3歳未勝利戦が終了する期間内に最良の結果を残せなかったことは非常に残念ですし、ご声援いただいた会員の皆様には誠に申し訳ない限りです。本馬が置かれた状況を元に戸田博文調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、中央競馬登録を抹消することになりました。会員の皆様には残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されています会員の方へは、後日書面をもってご案内いたします。


コメント:競走馬としては、全ての面において足りなすぎた…というのが本音。加えて、デビューを予定していたレースが雪の為、中止になったりと運も無かった…。ここまでの成績が示す通り、引退は妥当であり、脚元に不安が出た時点で決断しても良かったのでは?と思ったくらい。今回のレース内容も、何一つ見るところが無かったのが現実で、4コーナーを向かえるまでもなく、終わっていました…。


評価:★☆☆☆☆

今年の愛馬の成績:4.10.8.28