ジョビアーレ出走結果。「次走で決断を…」

ひと息のスタートから、前半は中団後方の外めを追走。3角より位置取りを上げにかかったものの、なかなか前との差を縮められず、結果10着での入線となっています。


パドックから地下馬道に入ったら、急にピタッと止まり、立ち上がってドスンと落とされてしまって…。また跨って馬場に先入りしたのですが、その後もどこか危ない感じで、止めず走らずのペースを守り、やむなく逆回りでゲートへ。それでもゲートの前に行ったら、また止まってしまいましたので、いったん下馬して係員に引っ張ってもらってから、ゲート裏でスタートを待つ格好になりました。目つきもあやしかったことですし、初めての長距離輸送と競馬場で、頭の中が真っ白になってしまったのかもしれません。それでもレースでテンパる感じはなく、いつもより中団につけることができ、前半はリズム良く走れたのですが、前々に行った分、ペースが上がって直線に向いてからの手応えが悪くなったようなんです。結果論ですが、前半は死んだフリをして、直線でビュンと内を突くくらいの競馬をした方が良かったのかもしれません」(黛騎手)


「地下馬道ですごくテンションが高ぶってしまいました。ひとたび気持ちのスイッチが入ってしまうと、まったく前が見えなくなるタイプなものですから…。馬場入り後も常に鞍上を振り落とそうとする感じでしたし、今日はもうレースに行く前におかしくなってしまいましたよね。今週の追い切りの時も坂路で10分ほど動かなくなったように、難しいところが表面化しつつあるのが気がかりです。ここまでの未勝利戦のレース内容なら、これだけ負ける馬ではないはず。何とか競馬場でフルに力を発揮できる機会を与えてあげたいところです」(松永幹調教師)


パドックから先入れで馬場に向かう地下馬道において、完全に平常心を失ってしまった様子。何度もヒヤリとさせられる場面があったように、今日は課題を露呈するレースになってしまいました。なお、このあとは、「福島開催への続戦を自重し、これまで同様に軽くリフレッシュを挟んだうえで、広めのコースかつ輸送時間の短い、暮れの中京開催にむかう」(調教師)方向で調整を進めていく予定になっています。(HTC)



コメント:個人的には、未勝利の身で500万クラスのレースへ続戦させるのは出走条件等で不利な部分が多いから反対です。余程の素質馬で、1回でパスできるような馬なら構わないですが…。今回は、このクラスでの能力の怪しさを露呈しただけではなく、精神面での不安も露呈した模様…。こうなると、今後の調整等を考えても今の状況で勝ち上がるのは困難な印象です。次走のレース内容次第では、決断しなければいけないと思わせる一戦となりました。

評価:★☆☆☆☆

今年の愛馬の成績:4.9.10.54