ファイナルファング出走結果。「厳しいデビュー…」

 ゲートの出にモタつく仕草を見せ、立ち遅れてのスタート。前半から追っ付けていき馬群の後方には取り付いたものの、4角までに位置取りを上げるには至らず、終いの脚もジリジリ。結果10着での入線となっています。


「ゲートの中で集中力を欠いていて、周りを気にしてソワソワ。頭を上げたところでゲートを切られ、大きく出遅れてしまいました。調教で跨った際にも感じていたのですが、この距離は少し短いような気がしています。ワンペースの走りをする馬でもありますし、最後までバテてはいなかったので、距離を延ばし、前の位置からの競馬をしていけば、また違った面が見せられると思いますよ。4コーナーで前の馬が下がってきた際に馬が驚いてしまい、こちらも手綱を一瞬引っ張る格好になったのですが、初めての実践でレースをわかっていないような一面もありますので、その辺りも解消してくれば、もっとやれていい馬ではないでしょうか」(ピンナ騎手)


「ゲートでもソワソワしていたように、終始レースに集中できていない感じでしたね。上がりも息がすぐに入っていましたし・・・。今日は初戦なので仕方ないともいえますし、使いながら競馬を覚えさせ前進を図っていきましょう。体調面に問題がなければ、このまま続戦の方向で。次走は、京都4週目のダート1800m戦を予定しています。前々の位置で、ゆったりした流れに乗せて粘りこむ競馬が合うと思いますので、距離を延ばしていけば、変わり身があるのではないでしょうか」(牧浦調教師)


パドックでは気合い乗りが一息、ゲートではソワソワ、道中では前の馬の動きに過敏に反応するなど、集中力を欠いてしまったがゆえ、ほろ苦いデビューとなってしまいました。上位組とは水を開けられてしまいましたが、ゲートでのロス、距離不足と敗因もありますし、何よりこれが初めての競馬。「いい馬なので、また乗せてください」(ピンナ騎手)とのコメントも出ているように、陣営に悲観した様子はありません。この後は、10月29日(土)京都2R 2歳未勝利(ダ1800m)の出走を予定。レース条件を整え、キャリアを積んでいきながら、結果を求めていきたいと思います。(HTC)



コメント:スタート出負け…ジリジリと何とか馬群に取り付くも、ペースが上がったあたりからついていけなくなりました。後は後方のまま全く見せ場なしでした…パドックで見た印象から、スタート大丈夫か?不安でしたが、懸念していたとうりのスタートでした…ここを叩いたことでピリッとして欲しいものです…他にも色々と敗因はあるとは思いますが、今日の内容を見ると二周りくらい成長しないと勝ち負けは厳しい印象。後は順調にレースを使うことによって、少しずつ成績を上げていって欲しいですね。取りあえずは「掲示板(5着以内)」が目標ですかね。
リップサービスだとは思いますが、ピンナ騎手の「もう一度乗りたい」とのコメントは何だか嬉しいですね。

評価:★☆☆☆☆
今年の愛馬通算成績:2.5.5.50