フローガ引退…。

「週末馬場入りの際に歩様があまり良くなかったため、調教を取りやめて様子を見てきました。週明けに改めて診療所で検査を行ったところ、右前第三手根骨の骨折が判明しました。程度としては非常に軽微なもので、何度もしっかりと調べなければ骨折と分からないほどでしたが、もしこのまま競馬に向けての調教を進めた場合は大きな故障につながる可能性があったということなので、栗東に戻してしっかりと状態を確認できたのは不幸中の幸いでした。今思えば、函館で馬場入りを嫌がったのも何かのサインで、苦しいところがあったのかもしれません。できれば完治を待ちたいところですが、残された時間を考えるとこれ以上無理をさせるわけにはいかず、無念の気持ちでいっぱいです。すぐに勝てるだけの能力があると思ってじっくり取り組んできただけにほんとうに残念でなりませんし、会員の皆さんにも申し訳ない思いばかりです」(松田国師


休養前も素質の片鱗は見せていましたし、時間をかけて良化を促してきただけに復帰後の活躍が期待されましたが、残念ながら骨折が判明してしまいました。程度としては軽微ではありますが、完治までには3ヶ月以上の時間が必要との診断ですし、残された期間のことも含めて松田国英調教師と協議を行った結果、現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資さえている会員の方へは追って書面をもちましてご案内いたします。



コメント:先週のタンブリアンに続いてキャロットクラブの3歳馬、2頭目の引退です…まあ、フローガにしてもタンブリアンと同じようになるようになったのかな…という気がします。とにかくこの厩舎で感じたのは、レース選択の酷さと認識が甘過ぎる点。これは痛いし、センスを疑います…
クロフネタニノギムレットキングカメハメハといった名馬が、古馬になってレースを迎えることなく、故障により志半ばで引退していったのが分かる気がします…
この軽度の骨折で引退を決断したということは、能力がないと認めているのと同じだと思うんですけどね…

今後は出資しない厩舎だと思いますが…お世話になりました。